カナルグランデとは? わかりやすく解説

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カナル‐グランデ【Canal Grande】

読み方:かなるぐらんで

イタリア北東部ベネト州都市ベネチアにある大運河市内二分するように、北西から南東にかけてS字形に貫く。観光客人気があるリアルト橋をはじめ、スカルツィ橋アカデミア橋ローマ広場歩道橋かり、運河面してカドーロカペーザロカレッツォーニコなどの館が建っている。

カナル‐グランデの画像
撮影・www.justgrobio.com http://os7.biz/u/wAOsQ

カナル・グランデ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/28 06:36 UTC 版)

アッカデーミア橋からサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂を望遠するカナル・グランデの眺め
カナル・グランデ(衛星写真)

カナル・グランデイタリア語: Canal Grande)は、イタリアヴェネツィア運河。「大運河」の意で、そう訳されることもある。S字にカーブを描いており、街を二分している。世界文化遺産に登録されている「ヴェネツィアとその潟」の一部である。

概要

ヴェネツィア本島を北西から南東へ貫き、本島とジュデッカ島の間にあるジュデッカ運河と合流する。長さは約3.8km、運河幅は30mから90m、平均水深は5m[1]

カナル・グランデには4つの橋がかかっている。その中でも最も古いのが16世紀半ばに建設されたリアルト橋である。鉄道駅の近くのスカルツィ橋アッカデーミア橋の2つは1930年代に相次いで建設された。そして駅前広場とローマ広場を結ぶ4つ目の橋、コスティトゥツィオーネ橋英語版(ローマ広場歩道橋)が建築家サンティアゴ・カラトラバ(Santiago Calatrava)の設計により2008年に建設された[2]

交通

カナル・グランデには水上バスヴァポレット)の航路があり、停留所は、Piazzale Roma(ローマ広場)、Ferrovia(鉄道(駅前))、Riva de Biasio、 S. Marcuola、San Stae、 Ca' d'Oro、Rialto、 San Silvestro、Sant'Angelo、 San Tomà、Ca' Rezzonico、San Samuele、Accademia、S. Maria del Giglio、SaluteS. Marco Vallaresso となる。

また、ゴンドラ・トラゲットという渡し舟もある。

カナル・グランデを描いた美術作品

参考文献

 1.ゴンドラの文化史 運河をとおして見るヴェネツィア(ISBN-13 978-4560080849)

脚注

  1. ^ シルクロードの今を征く ヴェネツィア大運河1
  2. ^ AFPBB News 2008年9月5日「ベネチア運河に4つ目の橋完成も、不評で落成式は中止に

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