オレク・ロシェフとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > オレク・ロシェフの意味・解説 

オレク・ロシェフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/19 07:14 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
オレク・ロシェフ
人物情報
全名 Оле́г Влади́мирович Ло́сев
生誕 (1903-05-10) 1903年5月10日
ロシア帝国トヴェリ
死没 (1942-01-22) 1942年1月22日(38歳没)
ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国レニングラード
国籍 ソビエト連邦
学問
研究分野 半導体
テンプレートを表示

オレク・ウラジーミロヴィチ・ロシェフ(Оле́г Влади́мирович Ло́сев)はソビエト物理学者

来歴

1903年にトヴェリで生まれた。1922年に鉱石検波器の研究に携わり、その過程で炭化ケイ素等の鉱石に増幅作用がある可能性を示唆した[1]。他に発光ダイオードに関するエレクトロルミネッセンスの先駆的な研究も進めていた[2]。鉱石を一種のトンネルダイオードとして使用する低周波発信回路(Crystodyne)を開発したり[3]、数々の特許を取得した[4]。1924年5月にはアマチュア無線家としてフランスの無線関係の雑誌である『Radio Revue』に寄稿した[5]。1942年にレニングラード包囲戦により38歳で餓死した。

脚注

文献

  • I. Podliasky (May 25, 1924) (Crystal detectors as oscillators), Radio Électricité, 5 : 196-197.
  • Vinogradsky (September 1924) L'Onde Electrique
  • Pocock (June 11, 1924)The Wireless World and Radio Review, 14 : 299-300.
  • Victor Gabel (October 1 & 8, 1924) "The crystal as a generator and amplifier," The Wireless World and Radio Review, 15
  • O. Lossev (October 1924) "Oscillating crystals," The Wireless World and Radio Review, 15 : 93-96.
  • Round and Rust (August 19, 1925) The Wireless World and Radio Review, pp. 217-218.
  • "The Crystodyne principle," Radio News, pages 294, 295, 431 (September 1924).
  • Hugo Gernsbach, "crystodyne". Radio News, (October 1924)

論文

  • Losev, O. V. Telegrafiya i Telefoniya bez Provodov 44, 485–494 (1927).
  • Losev, O. V. Phil. Mag. 6, 1024–1044 (1928).
  • Losev, O. V. Physik. Zeitschr. 30, 920–923 (1929).
  • Losev, O. V. Physik. Zeitschr. 32, 692–696 (1931).
  • Losev, O. V. Physik. Zeitschr. 34, 397–403 (1933).

特許

  • Losev, O. V. Soviet patent 12191 (1929).





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「オレク・ロシェフ」の関連用語

オレク・ロシェフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



オレク・ロシェフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのオレク・ロシェフ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS