オリジナル・ノクトン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 23:53 UTC 版)
最初に名称として用いられたのは1951年で、ドイツの旧フォクトレンダーからレンジファインダー機「プロミネント」用に発売されたノクトン50mmF1.5である。このレンズはアルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエの設計によるもので、大口径であることに加え、繊細で柔らかく生命感があり暖かい非常に優れた描写をするレンズとして人気を博した。 いくつか特許が存在する。例えばU.S.P.2646721は硝材5種を使った5群7枚構成で、画角直径45度に渡り非点収差、像面湾曲、歪曲収差とも良好に補正されていた。U.S.P.2662447は硝材8種を使って一眼レフカメラのミラー動作スペースを取るためにバックフォーカスを長く取った6群8枚構成で、レクタフレックスにレクタフレックス・ノクトン(Rectaflex-Nokton)50mmF1.5として供給された。 後にコシナから発売されたライカマウントレンズと区別するために、しばしばプロミネント・ノクトン、オリジナル・ノクトンあるいはノクトン・オリジナルと呼ばれる。
※この「オリジナル・ノクトン」の解説は、「ノクトン」の解説の一部です。
「オリジナル・ノクトン」を含む「ノクトン」の記事については、「ノクトン」の概要を参照ください。
- オリジナル・ノクトンのページへのリンク