オペアンプの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/08 02:37 UTC 版)
オペアンプには2つの入力 V+ と V− があり、開ループ利得を G とする。理想的にはオペアンプの出力は次の式で表される。 V o u t = ( V + − V − ) ⋅ G o p e n l o o p {\displaystyle V_{\mathrm {out} }=(V_{+}-V_{-})\cdot G_{\mathrm {openloop} }} この式ではCMRRが無限大と仮定している。(相互に相対的な定数成分以外の)入力の変化がどちらも全く同じ量の場合、その変化は出力には現れない。実際にはこうはならず、CMRRが小さいほど、同相成分が出力に大きく現れる。典型的なオペアンプである 741 では CMRR は 90 dB であり、多くの場合これで十分である。通常の応用では 70 dB で事足りるが、精密な用途では 120 dB 以上の CMRR のオペアンプが使われる。
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