オトンルイ風力発電所とは? わかりやすく解説

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オトンルイ風力発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 03:55 UTC 版)

オトンルイ風力発電所
風車群外観(2003年6月)
北海道におけるオトンルイ風力発電所の位置
オトンルイ風力発電所 (日本)
日本
所在地 北海道天塩郡幌延町
座標 北緯44度58分36秒 東経141度41分55秒 / 北緯44.97667度 東経141.69861度 / 44.97667; 141.69861 (オトンルイ風力発電所)座標: 北緯44度58分36秒 東経141度41分55秒 / 北緯44.97667度 東経141.69861度 / 44.97667; 141.69861 (オトンルイ風力発電所)
現況 運転中
着工 2001年[1]
運転開始 2003年[1]
事業主体 幌延風力発電
運営者 幌延風力発電
建設者 JFEエンジニアリング[2]
タービン
タービン数 28基
製造元 ラガウェイ(RAGAWAY)
ハブの高さ 74メートル[1]
ローターの直径 50.5メートル[1]
風力発電所
種類 陸上
発電量
最大出力 21,000キロワット
正味年間発電量 約58,000,000キロワット時[3]
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オトンルイ風力発電所(オトンルイふうりょくはつでんしょ)は、北海道天塩郡幌延町にある集合型風力発電所。オトンルイとはアイヌ語で「浜にある道」という意味がある[1]

概要

幌延町の風力発電プロジェクトに基づき、2000年平成12年)に第三セクター「幌延風力発電」を設立し[4]、試運転を経て2003年(平成15年)から本格稼働を始めている[4]。なお、2014年(平成26年)に幌延町は保有株式の一部を残して大半をJFEエンジニアリングに売却し、売却益を基にエネルギー施策や地域振興を推進する事業に財源を充てるための基金「幌延町エネルギー施策等振興基金」を設立している[5][6]

オトンルイ風力発電所はサロベツ原野南部にあり、北海道道106号稚内天塩線日本海オロロンライン)沿いの南北3.1 kmに渡って28基の風車が立ち並んでいる[4]。総出力は21,000 kWあり、送電線によって約17 km先にある北海道電力幌延変電所へ電力を供給している[4]。海側の沿道には「サロベツ原野パーキング」があり、好天時には利尻山を眺めることができる[1][7][8]

2025年(令和7年)3月で稼働停止と公表されていたが、2027年(令和9年)3月まで運転継続と変更されている[9]

設備

オランダのラガウェイ製の風車を取り寄せており、1基あたりの出力は750 kW、ローターの直径は50.5 m、高さは99 m(支柱は74 m)ある[1]

脚注

  1. ^ a b c d e f g 北海道ファンマガジン 2015.
  2. ^ 風力発電システム”. JFEエンジニアリング. 2017年8月9日閲覧。
  3. ^ 風力発電” (PDF). 幌延町地域新エネルギービジョン. 幌延町. 2017年8月9日閲覧。
  4. ^ a b c d 地域資源とエネルギー”. 幌延町. 2017年8月9日閲覧。
  5. ^ 平成26年 第2回幌延町議会(定例会)会議録 第2日目” (PDF). 幌延町議会. p. 5 (2014年3月12日). 2017年8月9日閲覧。
  6. ^ 幌延町エネルギー施策等振興基金条例”. 幌延町例規類集. 幌延町. 2017年8月9日閲覧。
  7. ^ <空からこんにちは>2*オトンルイ風力発電所=幌延*海風受け黙々働く巨人”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2003年5月2日). 2017年8月9日閲覧。
  8. ^ サロベツ原野パーキング(幌延町)”. 北海道開発局. 2017年8月9日閲覧。
  9. ^ https://www.horonobe-wp.com/news0829.html 幌延風力発電株式会社ホームページ NEWS オトンルイ風力発電所 リプレース事業延期について

参考資料

関連項目




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