エンプティ・ブック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/21 09:20 UTC 版)
「白い本 (書籍)」の記事における「エンプティ・ブック」の解説
一見すると何らかの真剣な主題を扱っているように思われる表題をもちながら、中身は意図的な白紙ページばかりという、奇をてらった書籍は、英語では、エンプティ・ブック (empty books) とかブランク・ブック (blank books) と称される。こうした書籍は英語圏では多数あり、何らかの風刺や問題提起の試みとして出版され、中には商業的に成功するものもある。 要するに、その本の表題が何であれ、その答えは「何もない (nothing)」、というのがこの冗談の肝である。2017年に『ガーディアン』紙は、政治的表題のエンプティ・ブックの出版という潮流について、「政治的パロディという高貴な芸が、(成り下がって)言葉のないひとつの冗談になっている」と評した。
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