エランテムム・ウォッティーとは? わかりやすく解説

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エランテムム・ウォッティー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/06 13:24 UTC 版)

エランテムム・ウォッティー
エランテムム・ウォッティーの花
(2024年11月 名古屋市 東山動植物園)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : シソ類 lamiids /
真正キク類I Euasterids I
: シソ目 Lamiales
: キツネノマゴ科 Acanthaceae
亜科 : ハアザミ亜科 Acanthoideae
: ルイラソウ連 Ruellieae
: ルリハナガサ属 Eranthemum
: エランテムム・ウォッティー
E. wattii
学名
Eranthemum wattii (Bedd.) Stapf
シノニム

Daedalacanthus wattii Bedd.

和名
エランテムム・ウォッティー

エランテムム・ウォッティー(学名:Eranthemum wattii)はキツネノマゴ科ルリハナガサ属常緑草本低木

種小名は、発見者であるイギリスの植物学者ジョージ・ワットへの献名[1][2][3]

特徴

高さ0.5–1m。茎は4稜があり、節部は丸く肥大する。葉は卵形〜広楕円形で長さ12cmほど、濃緑色で金属光沢をもち、浅鋸歯縁で対生する。葉脈は赤紫色を帯び、葉脈間はやや膨らむ。葉柄は長さ15–25mmで、葉身基部が翼状に流れる。花は紫色で枝先に総状につき、長い花筒をもち、先は5裂する。雄しべは花冠の上に出ない。花期は夏〜秋[4][1][2][3]

分布

インド原産[4][1][2][3]。POWOではインドおよびミャンマー原産としている[5]

利用

観賞温室、鉢植え用。低率で自然結実する。繁殖は挿し木が容易。摘芯すれば小鉢作りに向く[1]

脚注

  1. ^ a b c d (最新園芸大辞典編集委員会 1982, pp. 238–239)
  2. ^ a b c (塚本 1987, p. 9)
  3. ^ a b c (沖田原 2021, p. 430)
  4. ^ a b (白井 1980, p. 66)
  5. ^ Eranthemum wattii (Bedd.) Stapf” (英語). Plants of the World Online. Kew Science. 2025年8月5日閲覧。

参考文献

  • 白井祥平「エランテムム・ワッティ」『沖縄園芸植物大図鑑』 4巻《熱帯花木》、沖縄教育出版、那覇市、1980年。 
  • 最新園芸大辞典編集委員会 編「エランテムム・ワッティ」『最新園芸大辞典』 4巻、誠文堂新光社、千代田区、1982年。ISBN 4416483007 
  • 塚本洋太郎「エランテムム・ワッティー」『原色温室植物図鑑』 1巻、保育社、大阪市、1987年、9頁。 ISBN 4586300779 
  • 沖田原耕作「エランテムム・ウォッティー」『おきなわの園芸図鑑 園芸植物とその名前』新星出版、那覇市、2021年。 ISBN 9784909366832 

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