エマ・マースク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/18 23:39 UTC 版)
| エマ・マースク | |
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|   
       オーフスで停泊中のエマ・マースク
       | |
| 基本情報 | |
| 船種 | コンテナ船 | 
| クラス | PSクラス(エマ・マースク級) | 
| 船籍 |  デンマーク | 
| 運用者 | A.P. モラー・マースク | 
| 建造所 | オーデンセ・スチール造船所 | 
| 経歴 | |
| 進水 | 2006年5月18日 | 
| 竣工 | 2006年8月31日 | 
| 要目 | |
| 総トン数 | 170,794トン | 
| 載貨重量 | 156,907トン | 
| 全長 | 397.71 m | 
| 垂線間長 | 376.0 m | 
| 幅 | 56.4 m | 
| 深さ | 30.0 m | 
| 喫水 | 15.5 m | 
| 機関方式 | ヴァルチーラ-スルザー 14RT-flex96C型ディーゼル 1基 | 
| 出力 | 109,000馬力(8万2000kw) | 
| 速力 | 25.5ノット以上(27.0ノットとも) | 
| 乗組員 | 13名 | 
| 積載能力 | 11,000 TEU (14,500 TEU、15,000 TEUとも) | 
 
   エマ・マースク(Emma Maersk)は、マースク・ラインが所有・運航しているコンテナ船で、2012年11月にCMA CGM マルコ・ポーロが就役するまで世界最大のコンテナ船であった。
PSクラス(エマ・マースク級)8隻の1番船として、2006年8月31日、デンマークのオーデンセ・スチール造船所で竣工(建造中に火災事故が起こり、当初予定より2ヶ月程遅れている)。9月7日から欧州〜極東航路に就航し、日本には10月8日神戸港(六甲アイランド)、9日名古屋港(飛島埠頭)、10日横浜港(南本牧埠頭)にそれぞれ初寄港した。しかし、現在では本船を含むPSクラスは日本への寄港を休止している。
特徴
総トン数、載貨重量トン数、長さ、幅、全てがそれまでのコンテナ船を大きく凌ぐ、就役当時は史上最大のコンテナ船で、397.71mの全長は船舶の歴史上でも8番目の長さであり(7番目までは全て全長400m超のタンカー)、 56.4m(コンテナ22列)の幅は従来船より10m以上も大きく、これに届くガントリークレーンを備えた港湾は限られている。 また、主機の単機出力109,000馬力のディーゼルエンジンは船舶に搭載されたものでは最強である。
同型船
- 「Estelle Maersk」
- 「Eleonora Maersk」
- 「Evelyn Maersk」
- 「Ebba Maersk」
- 「Elly Maersk」
- 「Edith Maersk」
- 「Eugen Maersk」
関連項目
- 2013年から就役しているコンテナ船。韓国の大宇造船海洋が受注し、2015年までに10から30隻が建造される。全長400m、幅59m、コンテナ積載数は18,000TEUに達し、新たな世界最大級のコンテナ船である。[1]
参考文献
- 海人社『世界の艦船』2006年11月号 No.666
- 海人社『世界の艦船』2007年1月号 No.668
- 渡辺逸郎『コンテナ船の話』成山堂書店 2006年 ISBN 978-4-425-71371-4
外部リンク
- エママースクのページへのリンク

 
                             
                    



