エディ・オットツとは? わかりやすく解説

エディ・オットツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/04 08:43 UTC 版)

獲得メダル

エディ・オットツ
イタリア
陸上競技
オリンピック
1968 メキシコ 男子 110 mハードル
ヨーロッパ陸上選手権
1966 ブダペスト 男子 110 mハードル
1969 アテネ 男子 110 mハードル

エディ・オットツ(Eddy Ottoz、1944年6月3日- )は、イタリアの陸上競技選手。1960年代後半のヨーロッパを代表する110mハードルの選手で、1968年メキシコシティーオリンピックの銅メダリストである。

経歴

オットツは、1964年に20歳で初めてのオリンピックとなる東京オリンピックに出場。110mハードルで13秒8の記録で4位入賞を果たす。決勝に残った3人のイタリア選手の中でもトップの成績を残した。2年後の1966年にはヨーロッパ選手権で、13.7秒で2位に0秒3の差をつけ金メダルを獲得した。

1968年には2度目のオリンピックとなるメキシコオリンピックに出場。海抜2240mの高地で行われたこの大会では、短距離種目でことごとく世界新記録が出る中、オットツも110mハードルで13秒46の自己ベストをマーク。世界新記録を出したアメリカウィリー・ダベンポート(13秒33)、アービン・ホール(13秒38)に次いで銅メダルを獲得した。

1969年のヨーロッパ選手権では、13秒5の記録で、イギリスデビッド・ヘメリーアラン・パスコーを押さえ、2大会連続の金メダルを獲得した。

このほかにも、オットツは、1966年の第1回ヨーロッパ室内選手権から3連覇を果たしている。(1966年は60mハードル。1967年、1968年は50mハードル)

オットツが、1968年メキシコオリンピックで出した13秒46のイタリア記録はその後26年間破られることがなかったが、1994年に息子のローレント・オットツによって破られた。(13秒42)

自己ベスト

  • 110 mハードル - 13秒46 (1968年)
  • 100 m - 10秒7

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1964 オリンピック 東京(日本) 110mハードル 4位 13秒8
1965 ユニバーシアード ブダペスト(ハンガリー) 110mハードル 1位 13秒6
1966 ヨーロッパ室内陸上選手権 ドルトムント(西ドイツ) 60mハードル 1位 7秒7
1966 ヨーロッパ陸上選手権 ブダペスト(ハンガリー) 110mハードル 1位 13秒7
1967 ヨーロッパ室内陸上選手権 プラハ(チェコスロバキア) 50mハードル 1位 6秒4
1967 ユニバーシアード 東京(日本) 110mハードル 1位 13秒9
1968 ヨーロッパ室内陸上選手権 マドリッド(スペイン) 50mハードル 1位 6秒57
1968 オリンピック メキシコシティ(メキシコ) 110mハードル 3位 13秒46
1969 ヨーロッパ陸上選手権 アテネ(ギリシャ) 110mハードル 1位 13秒5

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