エチレンジニトラミンとは? わかりやすく解説

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エチレンジニトラミン

分子式C2H6N4O4
その他の名称エチレンジニトラミン、EDNAEthylene dinitramine、N,N'-Dinitro-1,2-ethanediamine、ハレイット、Haleite、N,N'-Dinitroethane-1,2-diamine、Ethylenebis(nitroamine)、N,N'-Dinitroethylenediamine
体系名:N,N'-ジニトロエチレンジアミン、N,N'-ジニトロ-1,2-エタンジアミン、N,N'-ジニトロエタン-1,2-ジアミン、エチレンビス(ニトロアミン)


エチレンジニトラミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/06 15:19 UTC 版)

エチレンジニトラミン
IUPAC名 N,N'-ジニトロ-1,2-エタンジアミン
別名 EDNA
分子式 C2H6N4O4
分子量 150.09 g/mol
CAS登録番号 [505-71-5]
融点 174–176 ℃(分解を伴う)
沸点 174–176 ℃(分解)
爆薬としての性質
爆速 7570 m/s, 仮比重 1.65
爆発熱 4000 J/g
トラウズル値 145
危険性

エチレンジニトラミン (ethylenedinitramine) は、エチレンジアミンの各窒素原子上にニトロ基が1つずつ置換した構造を持つ有機化合物である。EDNA と略称される。エチレンジニトラミンは二塩基酸であり、中性塩を生じ、アルコールから晶析すると銀塩は粉末、カリウム塩は針状結晶になる。

水に対しては微溶性で、25 ℃で水200部に1部程度溶解する。水中で加熱還流しても分解しない。希硫酸を加えると亜酸化窒素アセトアルデヒドグリコールに分解する。約 180 ℃で爆発する。衝撃に対してはトリニトロトルエンピクリン酸と同程度の感度。120度耐熱試験ではテトリルと同程度。エチレンジニトラミンの合成はジニトロエチレン尿素を水と反応させるか、エチレン尿素混酸で直接ニトロ化合物にする。

  • 化学式:
  • 生成熱 1551 kJ/mol


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