鶉玉黍
読み方:ウズラタマキビ(uzuratamakibi)
タマキビ科の貝
ウズラタマキビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/02 14:06 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ウズラタマキビ | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Littoraria scabra (Linnaeus, 1758)[1] | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
ウズラタマキビ (鶉玉黍) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Mangrove periwinkle 中名 粗纹玉黍螺 (拼音: ) |
ウズラタマキビ Littoraria scabra は、タマキビ科 Littorinidae に属する巻貝である。貝殻は円錐形で約3cm以下、黒褐色と象牙色が交互に現れる細い螺肋が密にまかれる。マングローブが生えた海岸では、マングローブ(セイシボク属のシマシラキなど)の幹や枝葉の上でくらす。胎生で、出産の時だけ水面下へ移動する。同じウズラタマキビ属の貝で、イロタマキビ Littoraria pallescens も同様に胎生で[2]、ヤエヤマヒルギなどの葉上の本種よりも高い位置でくらす。本種に似て殻の色彩がより明るい色のヒメウズラタマキビ Littoraria intermedia は逆に本種よりも低い位置で生活し、潮の干満に応じて上下に移動する[3]。紀伊半島以南のインド-西太平洋に分布し、高潮帯の岩礁上またはマングローブの樹上に棲む[4]。
出典
- ^ “Littoraria scabra”. WoRMS. 2020年12月27日閲覧。
- ^ D.G. Reid, P. Dyal and S.T. Williams (2010). “Global diversification of mangrove fauna: a molecular phylogeny of Littoraria”. Molecular Pylogenetics and Evolution (Elsevier) 55: 185–201.
- ^ 大垣俊一 (1992). “石垣島のマングローブ林におけるウズラタマキビ類の分布と行動”. Venus (日本貝類学会) 51 (4): 269–278..
- ^ 波部忠重; 小菅貞男 (1967/8/10). 標準原色図鑑全集 3 貝. 保育社
外部リンク
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