ウェイト版タロットの出現とその影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:22 UTC 版)
「タロット」の記事における「ウェイト版タロットの出現とその影響」の解説
タロット史の第二の革命は、アーサー・エドワード・ウェイトの黄金の夜明け団の解釈を元にデザインした「ウェイト版タロット」である。このデッキは単調な数札であった小アルカナすべてに絵柄を与えるという創作を加えた。これが多くのタロット愛好家に受け入れられ、ちょうどかつてのフランスで一時期はタロットといえば「エッティラ版」をさしたように、一時期の英米ではタロットといえば「ウェイト版」をさすほどであった。現在の多くの創作タロットも数札に絵柄を入れる場合はウェイト版のアイディアに準拠することが多い。またこのデッキは大アルカナの8番と11番を入れ替えていた。またこれまで「愚者」のカードは番号が与えられていないか、22番であったのを、0番の番号を与えた。しかしヘブライ文字の表記自体はカードから消し去っている。 他に、黄金の夜明け団の系統としてはアレイスター・クロウリーがデザインした「トート・タロット」も名作とされている。こちらは8番と11番のカードの位置は伝統的な配置のままである。
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