ヴィレブロルト・スネル
(ウィレブロード・スネル・スネリウス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/25 22:21 UTC 版)

ヴィレブロルト・スネル(Willebrord Snell 、ロアイエン・スネルのヴィレブロルト Willebrord van Roijen Snell、またはスネリウス Snellius、1580年-1626年10月30日)は、オランダの天文学者・数学者である。光の屈折に関するスネルの法則で知られる。
ライデンに生れる。1613年に父親のルドルフ・スネル(Rudolph Snell、1546-1613)の後を継いで、ライデン大学の数学の教授になった。

業績
1615年に三角測量法を用いてアルクマールからベルヘン・オプ・ゾームに至る緯度差1度に相当する子午線弧長を約107kmと測定した(実際は約111kmであった)。三角測量法を実際に用いた最初の実測である。
円周率 π を求めるために、多角形を用いる新しい計算法を考案して7桁まで正確な近似値を得た。
“スネルの法則”と呼ばれる屈折の法則を1621年に発見した。この法則がよく知られるようになるのはスネルの死後70年経って、ホイヘンスの著書によって彼の業績が示されてからである。
関連項目
脚注
固有名詞の分類
天文学者 |
アレキサンダー・ウィルソン ヤコブ・ベン・マキル・イブン・ティボン ヴィレブロルト・スネル トーマス・エスピン ジャネット・アクユズ・マッテイ |
オランダの天文学者 |
アドリアン・ヴァン・マーネン ヤコブス・カプタイン ヴィレブロルト・スネル ジョン・グッドリック コルネリス・デ・ヤヘル |
オランダの物理学者 |
ヘーラルト・トホーフト ヨハネス・ファン・デル・ワールス ヴィレブロルト・スネル ジョージ・ウーレンベック ニコラス・ブルームバーゲン |
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