インドヒラマキガイとは? わかりやすく解説

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インドヒラマキガイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/23 17:15 UTC 版)

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インドヒラマキガイ
インドヒラマキガイ
Indoplanorbis exustus
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
亜綱 : 直腹足亜綱 Orthogastropoda
上目 : 異鰓上目 Heterobranchia
: 有肺目 Pulmonata
亜目 : 基眼亜目 Basommatophora
上科 : ヒラマキガイ上科 Planorboidea
: ヒラマキガイ科 Planorbidae
亜科 : インドヒラマキガイ亜科 Bulininae
: Indoplanorbis
Annandale et Prashad, 1920
: インドヒラマキガイ I. exustus
学名
Indoplanorbis exustus
(Deshayes,1832)
英名
Red Ramshorn

インドヒラマキガイ(印度平巻貝)、学名 Indoplanorbis exustus は、インド東南アジアを原産とする有肺類巻貝の一種。

古くからレッドスネールの通称で呼ばれ、観賞魚の水槽にガラス面に付着して繁殖する藻類(いわゆるコケ)を除去する目的でタンクメイトとして導入され、その目的で販売されることもあった(特に、アルビノ個体が「レッドラムズホーン」として現在でも売られている)。しかし、インドヒラマキガイやサカマキガイのように有肺類の巻貝でアクアリウムの環境に適応しやすい種類は、水槽内で容易に繁殖して急激に個体数を増し、水草すらも食い荒らすことがあるためにあまり好まれないようになっていった。今日では水槽内で繁殖させることが困難で水草を食べる性質を持たないアマオブネガイ科のイシマキガイなどが、好んでこの目的で用いられている。繁殖が容易なことからヘイケボタルを飼育繁殖させる際の幼虫の餌として用いられることもある。

以上の経緯から、水槽内で繁殖した個体を川に流したり、インドヒラマキガイのついた水草を川に捨てたりしたことにより、日本各地の河川でも野生化して定着し、いわゆる外来種として問題になっている。

参考文献

  • 波部忠重・小菅貞男『エコロン自然シリーズ 貝』1978年刊・1996年改訂版 保育社 ISBN 9784586321063



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