イソペプタグ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/19 22:58 UTC 版)
グラム陽性細菌の性繊毛はイソペプチド結合(英語版)によって自発的に形成される。この結合はピリンタンパク質の機械的なタンパク質分解に対する安定性を高める。化膿レンサ球菌Streptococcus pyogenes のピリンタンパク質は2つのフラグメントに切断され、イソペプタグ(isopeptag)と呼ばれる分子に変化する。イソペプタグは目的のタンパク質に接着し、自発的にイソペプチド結合を形成することでそのタンパク質と結合することができる短いペプチドである。このペプチドを用いることで、目的のタンパク質を標的にして共有結合で単離することが可能となる。
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