アーティンスキアンの基底
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 13:20 UTC 版)
「アーティンスキアン」の記事における「アーティンスキアンの基底」の解説
アーティンスキアンの基底はコノドントの種 Sweetognathus whitei(英語版) と Mesogondlella bisselli(英語版) の地質記録上の初出現で定義されている。この時代を制限するため、国際層序委員会は2002年に非公式に国際標準模式層断面及び地点(GSSP)の候補を提案し、後に2013年に公式な提案がなされた。このGSSPの候補はウラル山脈の南の Krasnousolsky の近くに位置する切り通し Dal'ny Tulkas であった。 Schmitz と Davydov による2012年のウラン・鉛年代測定法では、S. whitei の初出現を含む Dal'ny Tulkas 道路の岩層の位置から、アーティンスキアンの基底が約2億9010万年であることが分かった。Chuvashov らによる1996年の放射性年代測定ではサクマーリアン - アーティンスキアン境界はさらに新しい2億8030万年前、グラッドステインとオッグおよびスミスによる2004年の測定では約2億8300万年前と報告されており、2012年までの国際層序委員会による時代区分など多くの出版物が後者に基づいていた。
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