アングリマーラの名の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 08:48 UTC 版)
「アングリマーラ」の記事における「アングリマーラの名の由来」の解説
ある日、師匠が王の招きにより留守だったが、師の妻がアヒンサカに邪に恋慕し誘惑した。しかしアヒンサカはこれに応じず断ると、その妻は自らの衣を破り裂き、悲相を装い師の帰りを待って「アヒンサカに乱暴された」と偽って訴えた。之を聞いた師は怒り、アヒンサカに(一説には術をかけたともいわれるが)、剣を渡して「明日より、通りで出逢った人を順に殺して、その指を切り取り鬘(首飾り)を作り、100人(あるいは1000人)の指が集まったとき、お前の修行は完成する」と命じた。彼は悩んだ末に、街に出て師の命令どおり人々を殺してその指を切り取っていった。これにより彼はアングリマーラ(指鬘)と呼ばれ恐れられた。なお、この頃の彼を指鬘外道(しまんげどう)と呼ぶことがある。
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