アレクサンドル・デュビュークとは? わかりやすく解説

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アレクサンドル・デュビューク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/26 02:51 UTC 版)

アレクサンドル・デュビューク
Алекса́ндр Дюбю́к
基本情報
生誕 1812年3月3日
ロシア帝国 モスクワ
死没 (1897-01-08) 1897年1月8日(84歳没)
ロシア帝国 モスクワ
ジャンル クラシック
職業 ピアニスト作曲家教育者
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アレクサンドル・イヴァノヴィチ・デュビュークロシア語: Алекса́ндр Ива́нович Дюбю́к[注 1] 1812年3月3日ユリウス暦 2月20日) - 1898年1月8日[O.S. 1897年12月27日][1][2])は、フランス系ロシア人のピアニスト作曲家教育者

生涯

モスクワに生まれた。父はフランス革命を逃れてロシアに入った避難民であった。ジョン・フィールドの下で学び[3][4]、後にミリイ・バラキレフニコライ・ズヴェーレフにピアノを教えている[4][3]。バラキレフは次のように述べている。「もし私がピアノを弾くことができているのだとすれば、それは全てデュビュークから受けたレッスンのお蔭である[5]。」

モスクワに没した。遺体はヴァガンコヴォ墓地英語版に埋葬されている。

作品

多数のピアノ作品や練習曲を作曲しており、他にも約40曲のシューベルト作品からの編曲など多くの編曲作品、歌とピアノ伴奏のためのロマンスを残している。また、ロシア民謡やジプシーの旋律の編曲も手掛けており、『ピアノのための変奏曲付きのロシアの歌曲集』(1855年)が知られる。

彼の作品の中では『Ne brani menya rodnaya』[注 2]が、1950年代レフ・テルミン[6]、その後Kaia Galina UrbとHeiki Matlikによって演奏されたことで知られる[2]

脚注

注釈

  1. ^ ラテン文字転写の例: Alexandre Ivanovich Dubuque。AlexanderやDubucなどの綴りも見られる。発音を書き起こすとAleksandr Ivanovich Diubiuk。
  2. ^ 訳例:『私を叱らないで、愛しい人』

出典

  1. ^ GHCD 2250/51/52/53 Russian Legacy Georgi Vinogradov, Guild GmbH; Moskau 314b; 8262 Ramsen, Switzerland, http://www.guildmusic.com/histori/moreinfo/gui2253z.htm 2009年5月6日閲覧。 
  2. ^ a b Russian Romantic Songs / Kaia Urb, Heiki Mätlik CD, CD Universe, http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/6853537/a/Russian+Romantic+Songs+%2F+Kaia+Urb,+Heiki+M%E4tlik.htm 2009年5月6日閲覧。 
  3. ^ a b Harrison, Max (2006), Rachmaninoff: Life, Works, Recordings, Continuum International Publishing Group, pp. 13, ISBN 978-0-8264-9312-5 
  4. ^ a b Mily Alexeyevich Balakirev Biography, Naxos Digital Services Ltd, http://www.naxos.com/composerinfo/Mily_Alexeyevich_Balakirev/25962.htm 2009年5月6日閲覧。 
  5. ^ Victor Seroff (1954). Rachmaninoff. Collection musicale (フランス語). Translated by Michel Bourdet-Pleville. Paris: Robert Laffont. p. 22. OCLC 491739145. BNF 326272230.(原著:英語)
  6. ^ Leon Theremin playing his own instrument. 2009年5月6日閲覧. playing Ne brani menya rodnaya by Aleksandr Dubuque in the 1950s (needs Flash)

外部リンク




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