アレアの廃止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/03 23:48 UTC 版)
「普通学校用諺文綴字法」の記事における「アレアの廃止」の解説
中期朝鮮語に存在した母音「ㆍ」(アレア、15世紀の推定音価 [ʌ])は16世紀ころから音価を失い始め、18世紀後半には朝鮮語の音素として消滅した。しかし、それにもかかわらず文字としての「ㆍ」はその後も20世紀初頭まで慣習的に用いられる状況が続いた。普通学校用諺文綴字法では、固有語の表記において「ㆍ」を廃止し、実際の発音に即して「ㅏ」([a])もしくは「ㅡ」([ɯ])と表記することにした。ただし、漢字音の表記は従来の慣習的表記法に従ったため、「ㆍ」が維持された。
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