アルミノンとは? わかりやすく解説

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アルミノン

分子式C22H23N3O9
その他の名称アルミノン、アウリントリカルボン酸アンモニウム、Aluminon、Ammonium aurintricarboxylate、3-[Bis(4-hydroxy-3-carboxyphenyl)methylene]-6-oxo-1,4-cyclohexadiene-1-carboxylic acid triammonium saltアウリントリカルボン酸トリアンモニウム、Triammonium aurintricarboxylate、アウリントリカルボン酸アンモニウム塩、Aurintricarboxylic acid ammonium salt
体系名:3-[ビス(4-ヒドロキシ-3-カルボキシフェニル)メチレン]-6-オキソ-1,4-シクロヘキサジエン-1-カルボン酸トリアンモニウム


アルミノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/02 07:33 UTC 版)

アルミノン
識別情報
CAS登録番号 569-58-4
PubChem 54729869
特性
化学式 C22H23N3O9
モル質量 473.43 g mol−1
外観 黄かっ色結晶、水溶液は赤色
への溶解度 自由に溶ける
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アルミノン (英: Aluminon、オーリントリカルボン酸三アンモニウム) は水溶液中のアルミニウムイオンの検出によく用いられる色素である。アルミノンは Al3+と赤色の錯塩を生成する[1]

アルミノンは無機定性分析の他に色素生成に応用される。アルミノンは多くの金属と鮮やかな色のレーキ色素を生成する。Be2+とGa3+から得られる色素は赤色である。Fe3+から得られる色素は濃い紫から赤かっ色である。特定の色素は酸性溶液中で色が変わる:アルミノンとSc2+は酸性溶液で赤色の顔料を形成するが、酸性以外では無色である[1]

アルミノンは亜硝酸ナトリウムサリチル酸ホルムアルデヒドを反応させ、アンモニアで処理することにより生成される[2]

アルミノンの水溶液
中性溶液中でアルミノンと第二鉄イオン (Fe3+)から得られた濃紫色の色素

関連項目

脚注

  1. ^ a b Clark, RA; Krueger, GL (1985). “Aluminon: its limited application as a reagent for the detection of aluminum species.”. Journal of Histochemistry & Cytochemistry 33 (7): 729–732. doi:10.1177/33.7.3891845. ISSN 0022-1554. PMID 3891845. 
  2. ^ Merck Index, 13th Ed.

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