アリラン_(映画)とは? わかりやすく解説

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アリラン (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/26 22:58 UTC 版)

アリラン』は、日本統治時代の朝鮮1926年に作られたサイレントモノクロ映画である。

概要

羅雲奎監督の代表作であると共に、日本統治時代の朝鮮映画の代表作でもある。民謡の「アリラン」は、この映画で歌われて有名になり、広まったものと考えられている。

主人公は、三・一独立運動に関係して投獄され、精神を病んで故郷に帰ってくる。主人公の妹を親日派が強姦しようとすると、主人公は親日派を鎌で殺して正気に返る。そして主人公は「アリラン」を聞いて再び連行されていく。

  • 製作: 朝鮮キネマ
  • 配給: 南洋映画社
  • 監督、脚色、原作: 羅雲奎
  • 撮影、編集、現像: 加藤恭平
  • 出演: 羅雲奎、申一仙朝鮮語版、南宮雲、朱仁奎、李正淑

なお、ビラに使われたスチル写真を除いてフィルムは現存しておらず、朝鮮戦争により焼失したと考えられている(本作を含む羅雲奎の映画は一作も現存していないという)。現在でもフィルムの捜索が行われており、2005年に死去した大阪在住の映画コレクターの目録に名前があったことから注目され、東京国立近代美術館フィルムセンターが調査したが、結局朝鮮半島で撮られたフィルムは一点も見つからなかった[1]

韓国では現在までに6回リメイクが作られている。特に2003年イ・ドゥヨン監督のものが有名。

関連書物

  • 宮塚利雄著『アリランの誕生―歌に刻まれた朝鮮民族の魂』1995年、創知社

脚注

  1. ^ アリラン物語2―大阪に「幻のフィルム?」南北巻き込み宝探し騒動

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