アブレオジョス島とは? わかりやすく解説

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アブレオジョス島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/14 22:47 UTC 版)

アブレオジョス島 (Abreojos Island) は太平洋の北緯23度10分0秒、東経129度25分45秒付近にあるとされた疑存島。別名ラングデイル島 (Langdale Island)。

1543年、ルイ・ロペス・デ・ビリャロボスの部下ベルナルド・デ・ラ・トーレがフィリピンからヌエバ・エスパーニャへ向かおうとしたものの引き返す羽目になったが、この航海中に北緯16度付近で発見した島にアブレ・オホス (Abre ojos) と命名した。これは沖大東島ではないかと思われるが、位置がはっきりしないたため実在の島と特定できず、疑存島として地図に残ることとなった。

1904年9月4日、イギリス船「ラングデイル」のG・ジョーンズ船長が北緯23度8分、東経129度26分付近で島を発見したと報告。別名ラングデイル島の由来はこれである。しかし、1909年6月と1913年6月にはこの島は存在しないという報告がある。

また、日本では島の実在が信じられはじめ、1910年には島の開墾払下願などがだされたりしたが、その後の巡洋艦「須磨」などによる調査でも島は発見されなかった。

1922年6月と1924年8月に海防艦「満州」がアブレオジョス島を捜索したが発見されず、1924年9月13日付で日本の海図から削除された。

参考文献

  • 長谷川亮一『地図から消えた島々 幻の日本領と南洋探検家たち』吉川弘文館、2011年、ISBN 978-4-642-05722-6

アブレオジョス島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 08:01 UTC 版)

マゼラン諸島」の記事における「アブレオジョス島」の解説

別名ラングデイル島。北緯2310分0秒・東経1292545秒付近にあったとされる島であり、1924年9月まで海図記されていた。沖縄本島南南東約370km、奄美大島の南550km、沖大東島南西約230kmの地点であった1543年スペインのベルナルド・デ・ラ・トーレが発見し1904年イギリス汽船によって再発見されたが、その後目撃途絶えた沖大東島そのものである可能性が高いとされる

※この「アブレオジョス島」の解説は、「マゼラン諸島」の解説の一部です。
「アブレオジョス島」を含む「マゼラン諸島」の記事については、「マゼラン諸島」の概要を参照ください。

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