アナスタシオス・グシス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 21:05 UTC 版)
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| 選手情報 | ||||||||||||||||||
| ラテン文字 | Anastasios "Tasos" Gousis | |||||||||||||||||
| 国籍 | |
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| 競技 | 陸上競技 (短距離走) | |||||||||||||||||
| 種目 | 200m, 400m | |||||||||||||||||
| 生年月日 | 1979年7月7日(40歳) | |||||||||||||||||
| 出身地 | |
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| 身長 | 177cm | |||||||||||||||||
| 体重 | 75kg | |||||||||||||||||
| 成績 | ||||||||||||||||||
| オリンピック | 200m 準決勝1組5着 (2004年) 400m 1次予選6組4着 (2000年) 4x400mR 予選3組5着 (2000年) |
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| 世界選手権 | 200m 8位 (2007年) 400m 1次予選5組4着 (1999年) 4x400mR 6位 (2003年) |
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| 地域大会決勝 | ヨーロッパ選手権 200m 8位 (2006年) 4x400mR 6位 (2002年) |
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| 最高世界ランク | 200m 11位 20秒11 (2007年) | |||||||||||||||||
| 自己ベスト | ||||||||||||||||||
| 100m | 10秒27 (2006年) | |||||||||||||||||
| 200m | 20秒11 (2007年) | |||||||||||||||||
| 400m | 45秒55 (2000年) | |||||||||||||||||
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アナスタシオス・グシス(ギリシア語: Αναστάσιος "Τάσος" Γκούσης、英語: Anastasios "Tasos" Gousis、1979年7月7日 ‐ )は、ギリシャ・コルフ出身で短距離走が専門の陸上競技選手。200mの自己ベストはギリシャ歴代3位の20秒11[1]。2007年大阪世界選手権男子200mのファイナリスト(8位)である。
経歴
2003年、パリ世界選手権に出場すると、男子200mは2次予選で敗退した。しかし、男子4×400mリレーではギリシャチームの2走を務めると、予選で3分02秒31のギリシャ記録(当時)樹立、決勝で3分02秒56の6位に貢献した[2]。
2004年、アテネオリンピックに出場すると、男子200m1次予選を20秒44(+1.8)の自己ベスト(当時)、2次予選を20秒46(+0.2)でそれぞれ突破し、世界大会個人種目で初のセミファイナリストとなった。迎えた準決勝では組4着までに入れば決勝に進出できたが、結果は20秒68(-0.1)の5着に終わり、0秒14差で決勝進出を逃した[3]。
2007年、大阪世界選手権の男子200mに出場すると、1次予選で20秒11(0.0)の自己ベストをマークした。これは、ギリシャ記録保持者のコンスタンティノス・ケンテリス(19秒85)に次ぐギリシャ歴代2位(当時)の記録だった。1次予選を全体1位で突破すると、2次予選を20秒51(+0.6)、準決勝を20秒33(-0.4)で突破し、この種目では2001年エドモントン大会のコンスタンティノス・ケンテリス以来となるギリシャ人ファイナリストになった。
2008年、北京オリンピックに出場するため日本で合宿をしていたが、直前に母国で行われたドーピング検査で陽性反応(メチルトリエノロン)を示したため、オリンピックの出場資格を失った[4]。後日、国際陸上競技連盟より、2008年8月18日から2010年8月17日まで2年間の資格停止処分と、2008年8月4日以降の記録抹消の処分が下された[5]。
自己ベスト
記録欄の( )内の数字は風速(m/s)で、+は追い風を意味する。
| 種目 | 記録 | 年月日 | 場所 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 屋外 | ||||
| 100m | 10秒27 (+0.9) | 2006年9月10日 | ||
| 200m | 20秒11 (0.0) | 2007年8月28日 | ギリシャ歴代3位 | |
| 400m | 45秒55 | 2000年8月5日 | ||
| 室内 | ||||
| 200m | 21秒08 | 2000年2月19日 | ||
| 400m | 46秒73 | 2000年2月18日 | ||
主要大会成績
備考欄の記録は当時のもの
| 年 | 大会 | 場所 | 種目 | 結果 | 記録 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1998 | 世界ジュニア選手権 | 400m | 予選 | DNS | ||
| 200m | 2次予選 | 21秒48 (-0.2) | ||||
| 4x400mR | 7位 | 3分09秒70 (2走) | ||||
| 1999 | 世界選手権 | 400m | 1次予選 | 46秒60 | ||
| 4x400mR | 予選 | 3分04秒07 (2走) | ギリシャ記録 | |||
| 2000 | ヨーロッパ室内選手権 (en) | 400m | 準決勝 | DNF | ||
| オリンピック | 400m | 1次予選 | 46秒38 | |||
| 200m | 1次予選 | 21秒10 (+0.4) | ||||
| 4x400mR | 予選 | 3分06秒50 (2走) | ||||
| 2001 | ヨーロッパU23選手権 (en) | 400m | 予選 | DNS | ||
| 2002 | ヨーロッパ室内選手権 (en) | 200m | 予選 | 21秒15 | ||
| 400m | 予選 | 47秒35 | ||||
| ヨーロッパ選手権 (en) | 400m | 予選 | 46秒94 | |||
| 200m | 1次予選 | 21秒22 (-1.8) | ||||
| 4x400mR | 6位 | 3分04秒26 (2走) | ||||
| 2003 | 世界選手権 | 200m | 2次予選 | 20秒67 (+0.1) | ||
| 4x400mR | 6位 | 3分02秒56 (2走) | 予選3分02秒31:ギリシャ記録 | |||
| 2004 | オリンピック | 200m | 準決勝 | 20秒68 (-0.1) | ||
| 4x400mR | 予選 | 3分04秒27 (2走) | ||||
| 2006 | ヨーロッパ選手権 | 200m | 8位 | 20秒94 (+1.6) | ||
| ワールドカップ (en) | 100m | 9位 | 10秒34 (+1.1) | |||
| 200m | 6位 | 20秒69 (+0.1) | ||||
| 2007 | 世界選手権 | 200m | 8位 | 20秒75 (-0.8) | 1次予選20秒11 (0.0):自己ベスト |
脚注
- ^ 200m All time best IAAF
- ^ “第9回世界選手権男子4×400mリレー決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年9月23日閲覧。
- ^ “第28回オリンピック男子200m準決勝リザルト”. 国際陸上競技連盟. 2016年9月23日閲覧。
- ^ 陽性のギリシャ選手排除 共同通信社 (2008-8-9) 2014年6月8日閲覧。
- ^ Doping Rule Violation 国際陸上競技連盟 (2008-11-13) 2014年6月8日閲覧。
外部リンク
- アナスタシオス・グシス - 国際陸上競技連盟のプロフィール(英語)
- アナスタシオス・グシス - バイオグラフィーとオリンピックでの成績(Sports Reference)(英語)
- アナスタシオス・グシス - ヨーロッパ陸上競技連盟のプロフィール(英語)
- アナスタシオス・グシスのページへのリンク