アイデンティみらい
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/17 17:06 UTC 版)
| アイデンティみらい | |
|---|---|
| 原語表記 | アイデンティみらい |
| 呼称 | アイデンティみらい |
| 愛称 | アイデンティ |
| クラブカラー | 青 緑 |
| 創設年 | 1988年 |
| 所属リーグ | 茨城県社会人サッカーリーグ |
| 所属ディビジョン | 1部 |
| ホームタウン | 茨城県つくばみらい市 |
| ホームスタジアム | みらい平グラウンド つくばみらい市総合運動公園多目的広場 |
| 運営法人 | 有限会社エルフスポーツクラブ |
| 代表者 | |
| 監督 | |
| 公式サイト | 公式サイト |
| ■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ | |
| 種類 | 有限会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 300-2353 茨城県つくばみらい市小張字新山3983-1 |
| 設立 | 1988年4月 |
| 業種 | サービス業 |
| 法人番号 | 3050002036233 |
| 事業内容 | サッカークラブ経営、フットサル場経営、サッカークリニックの開催、指導者派遣、各種イベント・地域貢献活動、スポーツ用品販売 |
| 代表者 | 富田哲二 |
| 資本金 | 3,000,000円(設立時) |
| 主要子会社 | 株式会社Jフューチャーズ |
| 外部リンク | https://www.identymirai.jp/ |
アイデンティみらい(Identy Mirai)は、茨城県つくばみらい市をホームタウンとする社会人サッカークラブ。Jリーグ加盟を目指すクラブの一つである。
クラブ概要
1988年に幼児・小学生のためのサッカースクールとして設立。その後スクール生の成長に合わせ、1993年に中高生部門としてボランティア組織の「FC常総アイデンティ」が設立され[1]、ジュニアユースチーム(U-15)やユースチーム(U-18)が創設、1998年にシニアチーム(現在のトップチーム)として常総アイデンティが創設された[2]。なお、クラブ設立当初は千葉県鎌ケ谷市に事務所が置かれていたが、その後守谷市や取手市を経て、2009年に現在のつくばみらい市に移転した[1]。
2006年、運営法人のFC常総アイデンティが有限会社エルフスポーツクラブの傘下に入ったことにより、運営法人が有限会社エルフスポーツクラブへ変更された[1]。
2016年より、クラブの名称を常総アイデンティからアイデンティみらいへ変更した[1]。同年、第52回全国社会人サッカー選手権大会関東予選決勝で、海自厚木マーカスにPK戦の末、5 - 4で勝利し[3]、初の全国社会人サッカー選手権大会出場を決めた。
クラブ名の「identy(アイデンティ)」とは、英語の「identity(アイデンティティ)」を短縮した造語で、「同一である」といった意味から「この地域のおらが街のクラブになって欲しい」と、「みらい」は、つくばみらい市の「みらい平」にあるクラブで、未来に向かっていく象徴になってほしいという願いを込めて、命名された[2]。
歴史
1988年 - 2017年(設立~茨城県リーグ)
- 1988年 - 千葉県鎌ケ谷市に幼児・小学生のためのサッカースクールとして設立。
- 1993年 - 中高生部門としてボランティア組織の「FC常総アイデンティ」が設立され[1]、ジュニアユースチーム(U-15)とユースチーム(U-18)が創設。
- 1998年 - シニアチーム(現在のトップチーム)として常総アイデンティが創設[2]。
- 2006年 - 運営法人がFC常総アイデンティから有限会社エルフスポーツクラブへ変更[1]。
- 2016年
- クラブ名を常総アイデンティからアイデンティみらいへ変更[1]。
- 第52回全国社会人サッカー選手権大会関東予選決勝で海自厚木マーカスに勝利し[3]、全国社会人サッカー選手権大会に初出場。
- 2017年 - 茨城県リーグで14戦無敗、2位に勝点10の差をつけ優勝。関東社会人サッカー大会でも優勝。入替戦で関東サッカーリーグ2部8位のFC KOREAを破り、関東リーグ2部への初昇格を果たす。
2018年 - 2023年(関東リーグ)
- 2023年
- 関東リーグ2部6年目。シーズンを通して苦戦が続き、3勝5分10敗の10位(最下位)に終わった。本来ならば県リーグへ自動降格となる順位だったが、当年度は1部所属のVONDS市原FC・栃木シティFC・ジョイフル本田つくばFCの3チームがJFL昇格に向けて全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023に出場していた事もあり、この内2チームがJFL入りを果たせば他力ながら2部残留となる状況だった。しかし、結果は栃木シティのみがJFLへ昇格したため、翌年度の茨城県リーグ降格が確定した[4][注 1]。なお、茨城県リーグへの降格確定後には、前述した3チームへSNS上にて感謝の言葉を表明している[5]。
2024年 - (茨城県リーグ)
- 2024年
- 2017年以来の茨城県リーグ1部在籍。上位陣相手に苦戦が続き、9勝2分5敗の4位で終了。1年での関東リーグ復帰とはならなかった。
- 2025年
- 茨城県リーグ1部2年目。前年度より成績が向上したが、惜しくも2位に終わった。
戦績
リーグ戦
| 年度 | 所属 | 順位 | 勝点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | 天皇杯 | クラブ名 |
| 2004 | 茨城県2部 | 優勝 | 県知事杯敗退 | 常総アイデンティ | ||||||||
| 2005 | 茨城県1部 | 10位 | 10 | 15 | 3 | 1 | 11 | 15 | 41 | -26 | ||
| 2006 | 茨城県2部Aブロック | 優勝 | 31 | 12 | 10 | 1 | 1 | |||||
| 2007 | 茨城県1部 | 8位 | 13 | 13 | 3 | 4 | 6 | 22 | 35 | -13 | ||
| 2008 | 茨城県2部Aブロック | 2位 | 33 | 13 | 11 | 0 | 1 | 57 | 14 | 43 | ||
| 2009 | 優勝 | |||||||||||
| 2010 | 茨城県1部 | 4位 | 21 | 14 | 6 | 3 | 5 | 28 | 18 | 10 | ||
| 2011 | 4位 | 21 | 14 | 6 | 3 | 5 | 29 | 25 | 4 | |||
| 2012 | 6位 | 15 | 14 | 4 | 3 | 7 | 18 | 28 | -10 | |||
| 2013 | 6位 | 10 | 14 | 3 | 1 | 10 | 12 | 34 | -22 | |||
| 2014 | 5位 | 17 | 14 | 5 | 2 | 7 | 20 | 18 | 2 | |||
| 2015 | 4位 | 21 | 14 | 6 | 3 | 5 | 37 | 26 | 11 | |||
| 2016 | 2位 | 34 | 14 | 10 | 4 | 0 | 48 | 5 | 43 | アイデンティみらい | ||
| 2017 | 優勝 | 38 | 14 | 12 | 2 | 0 | 51 | 10 | 41 | 県予選敗退 | ||
| 2018 | 関東2部 | 4位 | 25 | 18 | 6 | 7 | 5 | 30 | 25 | 5 | ||
| 2019 | 7位 | 18 | 18 | 5 | 4 | 9 | 19 | 25 | -6 | |||
| 2020 | 6位 | 12 | 9[※ 1] | 3 | 3 | 3 | 8 | 12 | -4 | |||
| 2021 | 5位 | 27 | 18 | 8 | 3 | 7 | 23 | 17 | 6 | |||
| 2022 | 7位 | 21 | 18 | 6 | 3 | 9 | 21 | 24 | -3 | |||
| 2023 | 10位 | 14 | 18 | 3 | 5 | 10 | 8 | 21 | -13 | |||
| 2024 | 茨城県1部 | 4位 | 29 | 16 | 9 | 2 | 5 | 43 | 26 | 17 | 県知事杯敗退 | |
| 2025 | 2位 | 41 | 18 | 13 | 2 | 3 | 49 | 19 | 30 | |||
| 2026 | -位 | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
- 注釈
- ^ 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、前期1節~前期9節の全試合を中止し、後期日程のみでの開催となった。
全国社会人サッカー選手権大会
- 出場1回
| 回 | 年月日 | ラウンド | 会場 | 得点 | 対戦相手 | 観客 |
| 52 | 2016年10月22日 | 1回戦 | あけぼの | 1 - 0 | 富山新庄クラブ | 300 |
| 2016年10月23日 | 2回戦 | 丸山陸上 | 1 - 2 | 三菱自動車水島FC | 120 |
タイトル
リーグ戦
- 茨城県社会人サッカーリーグ1部:1回
- 茨城県社会人サッカーリーグ2部:3回
所属選手・スタッフ
- 2023年
スタッフ
| 役職 | 氏名 | 前職 | 備考 |
| GM | アイデンティみらい 監督 | ||
| 監督 | アイデンティみらい ヘッドコーチ | ||
| コーチ | アイデンティみらいU-18 コーチ | ||
| アイデンティみらいU-18 監督 | |||
| ブリオベッカ浦安 選手 | 選手兼任 | ||
| GKコーチ | アルテ高崎 運営委員代理 |
選手
| Pos | No. | 選手名 | 前所属 | 備考 |
| GK | 1 | エスペランサSC | ||
| 21 | 利根商業高校 | |||
| 31 | 共栄大学 | |||
| DF | 2 | ジョイフル本田つくばFC | ||
| 4 | COEDO KAWAGOE F.C | |||
| 5 | 上武大学 | |||
| 18 | 利根商業高校 | |||
| 19 | 広島ユナイテッドFC | |||
| 22 | 明秀学園日立高校 | |||
| 24 | 大宮東高校 | |||
| 28 | つくばFCネクスト | |||
| MF | 6 | 上武大学 | ||
| 7 | 尚美学園大学 | |||
| 8 | エスペランサSC | |||
| 10 | アイデンティみらいU-18 | |||
| 14 | ブリオベッカ浦安 | コーチ兼任 | ||
| 15 | 松江シティFC | |||
| 16 | ACアルマレッザ入間 | |||
| 17 | Cento Cuore HARIMA | |||
| 26 | ミナトSC | |||
| FW | 9 | ブリオベッカ浦安 | ||
| 11 | サウルコス福井 | |||
| 13 | ||||
| 20 | 獨協大学 | |||
| 27 | ヴェルフェ矢板 | |||
下部組織出身者
- 大谷武大 常総アイデンティU-18→水戸ホーリーホック→常総アイデンティ→群馬FCホリコシ/FCホリコシ→常総アイデンティ
- 蓮沼剛 常総アイデンティU-18→明海大学→ジェフクラブ/ジェフリザーブズ
- 飯田真輝 常総アイデンティU-18→流通経済大学柏高校→流通経済大学→東京ヴェルディ1969→松本山雅FC→FCマルヤス岡崎
- 福田健人 常総アイデンティU-18→湘南ベルマーレ→FC刈谷→藤枝MYFC→アルビレックス新潟シンガポール(
)→ゲイラン・インターナショナルFC(
)→ウォリアーズFC(
)
ユニフォーム
|
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クラブカラー
- 青、 緑
ユニフォームスポンサー
| 掲出箇所 | スポンサー名 | 表記 | 掲出年 | 備考 |
| 胸 | 八潮化学 | YASHIO chemical |
2022年 - | |
|---|---|---|---|---|
| 鎖骨 | 福岡運輸 | FUKUOKA GROUP |
2023年 - | 右側に掲出 2023年は左側にも「福岡運輸株式会社」と掲出 |
| 背中上部 | フルヤ建商 | フルヤ建商 | 2024年 - | |
| 背中下部 | 司化成工業株式会社 | tsukasa | 2025年 - | |
| 袖 | ヒタチ緑化 | ヒタチ緑化 | 2024年 - | 2011年は背中上部と袖 2012年 - 2016年は胸 2011年 - 2016年は「ヒタチ緑化」表記 |
| パンツ前面 | HITACHI | 2020年 - | ||
| パンツ背面 | なし | - | - |
ユニフォームサプライヤーの遍歴
歴代ユニフォームスポンサー表記
| 年度 | 箇所 | サプライヤー | |||||||
| 胸 | 鎖骨右 | 鎖骨左 | 背中上部 | 背中下部 | 袖 | パンツ前面 | パンツ背面 | ||
| 2011 | 十和 / OCHIAI |
- | ヒタチ緑化 | - | ヒタチ緑化 | - | - | adidas | |
| 2012 | ヒタチ緑化 | - | - | ||||||
| 2013 | |||||||||
| 2014 | |||||||||
| 2015 | タスペーサー | ||||||||
| 2016 | Anfini | DUELO | |||||||
| 2017 | |||||||||
| 2018 | Anfini | TASMAGIC | 華のれん | Hinata | |||||
| 2019 | MEISO | ||||||||
| 2020 | - / 増山会計 |
HITACHI | |||||||
| 2021 | 増山会計 | ATHLETA | |||||||
| 2022 | YASHIO chemical |
株式会社アネーロ Anhelo |
|||||||
| 2023 | FUKUOKA GROUP |
福岡運輸株式会社 | タスペーサー | - | |||||
| 2024 | - | フルヤ建商 | ヒタチ緑化 | ||||||
関連項目
脚注
- ^ 9位ながら残留した境トリニタスとは最終的な勝点差が1・得失点差では上回るという状態だったため、勝点1の差で降格と残留の明暗が分かれる結果となった(勝点が並んでいた場合、得失点差で上回るアイデンティみらいが残留していた)。
出典
- ^ a b c d e f g “会社概要”. 2023年8月10日閲覧。
- ^ a b c “アイデンティとは…”. 2016年8月21日閲覧。
- ^ a b 「全社予選 東京23が3年連続本大会出場」『TOKYO FOOTBALL』2016年6月20日。オリジナルの2016年8月22日時点におけるアーカイブ。2016年8月21日閲覧。
- ^ “栃木シティのJFL入会が正式決定 来季の関東20チームも決定”. 東京サッカー[TOKYO FOOTBALL]. 2023年12月29日閲覧。
- ^ “先日のJFL入れ替え戦を持ちまして、2024シーズンは茨城県リーグへの参入となりました。”. X(旧Twitter). (2023年12月5日) 2023年12月29日閲覧。
外部リンク
- アイデンティみらいのページへのリンク