みすず監査法人の解体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 03:36 UTC 版)
「4大監査法人」の記事における「みすず監査法人の解体」の解説
かつて4大監査法人の一角だった中央青山監査法人は、足利銀行の会計不祥事、カネボウの粉飾決算など監査先の不正会計が次々と発覚し、金融庁より2006年7月から2か月の監査業務の停止命令を受けた。中央青山は業務停止明けにみすず監査法人に改称して再起を図るも、日興コーディアルグループの会計不祥事による上場廃止騒動(会計操作が組織的に行われたとの確証が得られなかったとして上場廃止は回避された)が致命傷となり、みすず監査法人として監査業務を継続していくことが困難になったと判断。2007年7月をもって監査業務からの撤退し廃業となり、同法人の社員や職員を他の3大監査法人を始めとする各監査法人に移管した。 その結果、東京事務所は事務部門を含めた大部分が新日本監査法人へ、東京事務所の一部会計士グループ及び大阪事務所、福岡事務所が監査法人トーマツへ、名古屋事務所、広島事務所など(東京の一部含む)があずさ監査法人へ移管された。 なお、京都事務所は京都監査法人、熊本事務所はくまもと監査法人として独立した。
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