ひまわり (プログラミング言語)とは? わかりやすく解説

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ひまわり (プログラミング言語)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/30 10:29 UTC 版)

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ひまわり
パラダイム 構造化日本語プログラミング言語
登場時期 2001年 (2001)
開発者 クジラ飛行机
最新リリース Ver. 1.941/ 2008年10月21日(10年前) (2008-10-21
影響を与えた言語 なでしこ
プログラミング言語 Delphi
プラットフォーム Microsoft Windows 9598 / 98SEMe2000XP
ウェブサイト kujirahand.com/himawari/
テンプレートを表示

ひまわりスクリプトプログラミング言語の一つ。動作可能なOSは、Microsoft Windows 98/Me/2000/XP。

ほとんどのプログラミング言語は英語をベースにしているが、ひまわりは日本語をベースにしているため、日本語にかなり近い形でプログラムソースコードを記述できる。ソースが日本人に読みやすいので、プログラミング初心者を中心に親しまれている他、8ビットパソコン時代にプログラミングに親しみ、最近は遠ざかっていた人にも愛用者が多い[要出典]

開発者はクジラ飛行机(くじらひこうづくえ)で、本体はDelphiで開発され、そのソースは公開されている。インタプリタ型なので実行速度は遅いが、他の日本語プログラミング言語に比べると、安定性は比較的高い。

Delphiに用意されているGUI部品はほとんど使用可能であり、外部DLLAPIとの連携も可能なため、特に高速性を要求しないものであれば、様々な種類のアプリケーション開発に利用が可能である。

2007年以降は機能追加のバージョンアップはなく、バグ修正等の微変更のみであり、2008年公開のVer. 1.94を最後に開発は停止している。ひまわりの後継言語として、より自然な記述を目標とした「なでしこ」がある。

特徴

システム変数「それ」の存在が一つの特徴である。ひまわりでは、関数の戻り値はすべて「それ」に代入される。これによって、ソースを日本語にかなり近づけることに成功しており、記述のしやすさ、可読性の高さに貢献している。

また、Microsoft Officeと緊密な連携が行える機能の実装も特徴である。これは、元々作者が自分の業務を簡略化するために、ひまわりの開発を始めたことに起因している。このため、バッチ処理的なビジネスアプリをVBAなどに習熟することなく、簡便に開発できるという利点を持っている。

プログラムの例

  • 母艦 (メインフォーム) に「ひまわりへようこそ」と表示されるプログラム
「ひまわりへようこそ」と、表示。
  • ダイアログに「ひまわりは日本語でプログラミングできます」と表示されるプログラム
「ひまわりは日本語でプログラミングできます」と、言う。
  • 母艦に日付と時刻を表示するプログラム
表示 (今日)
表示 (今)
  • 母艦を閉じてプログラムを終了するプログラム
おわり。

参考文献

  • 『日本語でかんたんプログラミング!「ひまわり」で学ぶアプリケーション作成』 毎日コミュニケーションズ ISBN 4839913447

関連項目

外部リンク



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