だいがら

隠語大辞典

だいがら

1. 〔乞〕乞食の一種。乞食の第三位階級の者で、飲食店、カフエーなどを定めの場所として其処から残飯を貰つて歩く乞食のこと。
2. だいがらはカフエー、料理店、妓楼、旅館等を廻つて客の残飯を貰つて歩く乞食仲間では第三階級者である。

分類 乞、浮浪者と乞食

代殻

読み方：だいから，だいがら

1. 財布紙入ノ類。〔第七類　雑纂〕
2. 財布紙入のことをいふ。〔犯罪語〕
3. 空財布のことをいふ。懐中のことを「だい」といふ。例によつて「からだい」を逆さまにいつたのである。〔犯罪語〕
4. 空財布のことをいふ。懐中のことを「だい」といふ。例によつて「からだい」を逆さまにいつたのである。
5. 空財布のことをいふ。だい（懐中物）がからといふこと。
6. 財布、紙入類。或は空財布のことを云ふ。
7. 金ヲ出シテ仕舞ツタ後ノ空ノ財布蟇口ノコト。仲間同志ヨリ「ダイガラチヤリフツテ呉レ」等ト慣用スル。
8. 中身なしの財布、紙入類。〔一般犯罪〕
9. 空財布、空蟇口の類。稼ぎ代（盗んだもの）から金のみを取り空になつたものだから。〔す〕
10. 財布、紙入類。或いは空財布のこと。

分類 す／犯罪、掏摸、犯罪、犯罪語

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