それは私ですとは? わかりやすく解説

それは私です

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 09:54 UTC 版)

それは私です
ジャンル クイズ番組
司会者 野村泰治(1964年度まで)
初見弘(1965年度以降)[1]
出演者 池部良
安西愛子
曽野綾子
ほか
国・地域 日本
製作
製作 NHK
放送
放送チャンネル NHK総合テレビジョン
映像形式 モノクロ放送(1961年3月31日まで[2]) → カラー放送(1961年4月5日から[3])
音声形式 モノラル放送
放送国・地域 日本
放送期間 1960年3月20日 - 1968年3月
放送時間 放送時間を参照
テンプレートを表示

それは私です』(それはわたしです)は、1960年3月20日から1968年3月までNHK総合テレビで放送されたクイズ番組である。番組開始当初はモノクロ放送だったが、1961年4月5日からカラー放送となった[3]

概要

ある珍しい経歴・特技・体験などを持つ人物が、偽者と一緒に登場し、解答者は質疑応答を繰り返す中で本物を見抜き当てていくという番組[4]

オープニングで「ここに3人の方がお見えになっていらっしゃいます。その中から、ある特別な経歴をお持ちの1人を見つけていただきたいと思います」と口上したように、特殊な技能や経験、趣味などを持つ人が、その人になりすました二人とともに登場し、司会者のお名前をどうぞという問いに対し、三人とも同姓同名の名を告げる。

次に司会者が、文章の結びが必ず「○○の人○○(氏名)それは私です」となった紹介文を読む。そこから解答者が順次、三人に対して本人を特定させるための質問をぶつけ、本人を当てる番組である。なお、なりすました人物の職業や本当の氏名も本人の口から明かされるが、「当然1人は本物なので、その人は知っていることを知らないとか、嘘の答えを回答してはいけませんが、後の2人は当意即妙、何を答えていただいても結構です」ということで、それを聞いて笑いを誘うような人物が選定された。

このようなコンセプトは、のちに日本テレビ放送網で放送された『ほんものは誰だ!』シリーズ(『ほんものは誰だ!』→『推理クイズ・私がほんもの!』→『エッ!うそーホント?』)にリメークされる。

司会は当時NHKアナウンサーの野村泰治(1964年度まで)、初見弘(1965年度以降)[1]が担当。レギュラー解答者は池部良安西愛子曽野綾子山本嘉次郎などであった[4]

放送時間

  • 金曜 19時30分 - 20時00分(1960年7月 - 1961年3月、モノクロ放送)
  • 水曜 20時00分 - 20時30分(1961年4月 - 1961年6月、ここからカラー放送
  • 水曜 19時30分 - 20時00分(1961年7月 - 1964年3月)
  • 水曜 20時00分 - 20時30分(1964年4月 - 1965年3月)
  • 土曜 19時30分 - 20時00分(1965年4月 - 1966年3月)
  • 土曜 20時00分 - 20時30分(1966年4月 - 1966年12月)
  • 土曜 21時00分 - 21時30分(1967年1月 - 1967年3月)
  • 土曜 20時45分 - 21時30分(1967年4月 - 1968年3月)

脚注

  1. ^ a b 日本放送協会 編『NHK年鑑'66日本放送出版協会、1966年9月30日、126頁。NDLJP:2474363/85https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2474363 
  2. ^ 朝日新聞 1961年3月31日 朝刊 P.5 テレビ欄(朝日新聞クロスサーチにて閲覧)
  3. ^ a b 朝日新聞 1961年4月5日 朝刊 P.5 テレビ欄(朝日新聞クロスサーチにて閲覧)
  4. ^ a b 『ザ・テレビ欄 1954 - 1974』(テレビ欄研究会/編・著 TOブックス、2009年8月)42頁

外部リンク

NHK総合テレビ 金曜19時台後半枠
前番組 番組名 次番組
話のトロフィー
それは私です
(1960年7月 - 1961年3月)
おとぎの国
(19:30 - 20:30)
NHK総合テレビ 水曜20時台前半枠
X氏いわく
それは私です
(1961年4月 - 6月)
NHK総合テレビ 水曜19時台後半枠
それは私です
(1961年7月 - 1964年3月)
NHK総合テレビ 水曜20時台前半枠
ドラマ
(20:00 - 21:00)
それは私です
(1964年4月 - 1965年3月)
あしたの家族
(20:00 - 21:00)
NHK総合テレビ 土曜19時台後半枠
あなたのメロディー
※日曜10:00へ移動
それは私です
(1965年4月 - 1966年3月)
NHK総合テレビ 土曜20時台前半枠
それは私です
(1966年4月 - 1966年12月)
土曜劇場
(20:00 - 21:00)
NHK総合テレビ 土曜21時台前半枠
ドラマ
(20:30 - 21:30)
それは私です
(1967年1月 - 1967年3月)
それは私です
(20:45 - 21:30)
※15分拡大
NHK総合テレビ 土曜20:45 - 21:30枠
土曜劇場
(20:00 - 21:00)
それは私です
(21:00 - 21:30)
それは私です
(1967年4月 - 1968年3月)
劇映画
または
劇場中継
(20:00 - 21:30)




固有名詞の分類

このページでは「ウィキペディア」からそれは私ですを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からそれは私ですを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からそれは私です を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「それは私です」の関連用語

それは私ですのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



それは私ですのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのそれは私です (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS