せいりかいしゅう‐きこう〔セイリクワイシウ‐〕【整理回収機構】
整理回収機構(せいりかいしゅうきこう)(The Resolution and Collection Corporation)
経営破たんした金融機関から譲り受けた貸付債権を回収したり、健全な金融機関から不良債権を買い取ったりしている。略してRCCという。
金融機関から買い取った不良債権について整理回収機構がその回収にあたることで、手のかかる債権回収業務から金融機関を解放させ、不良債権の処理を進めることができる。ただし、不良債権の処理で損失が発生すると、税金の投入などの形で国民負担につながる。
整理回収機構は、旧住宅金融専門会社(住専)の受け皿として設立された旧住宅金融債権管理機構を母体に、破たん金融機関の不良債権を回収してきた旧整理回収銀行と合併して1999年に発足した。
預金保険機構が全額出資した株式会社の形態をとっているが、金融再生法や預金保険法など法律に基づくさまざまな業務を展開している。
(2002.10.21更新)
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