スロップ・タンク
【英】: slop tank
石油精製工場および石油備蓄基地などの陸上施設あるいは石油タンカーなどに設置される貯留設備の一種で、タンク洗浄などで発生する油汚水を貯留し、池水分離させるためのタンクをいう。 陸上施設においては、スロップ・タンクにためられた油汚水を、静置して油水分離し、水分は排水処理設備へ、油分については回収油タンクへそれぞれ回送される。タンカーでは、スロップ・タンクに集められた油汚水を、静置・油水分離後、下層の水分を船外に排出する。この排出水は油分濃度が法定値以下でなければならない。陸上施設においてもタンカーにおいても、油と水を完全に分離させることは困難であり、最終的に油と水の混合物がスロップ・タンクに残ることになる。これをスロップ(slop)、スロップ・オイル(slop oil)またはスロップ・レジデュー(slop residue)と呼んでいる。 |

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