蚕箔,すだれ (さんぱく)
蚕児飼育用の篭の総称であって、蚕架にのせて使用する。蚕箔の形には円形と長方形とがある。円形蚕箔には藁製と竹製の二種類があり、取り扱いは便利であったが、蚕莚、蚕網等を円形に作らなければならないので不便であった。また、藁製は耐久性、吸湿性など問題があり、明治時代の末期にはほとんど使用されなくなった。長方形蚕箔は割竹を亀甲形に組んで作られている。これにも大小二種類(他にも例外的な大きさのものもある)がある。大きい方は長径159cm、短径99cmで群馬篭又は上州篭といい。小さい方は長径105cm、短径76cmで半篭又は六坪篭という。一般的には六坪篭が使用されている。蚕飼育ひら篭である。割竹をもって亀甲形に編んだ蚕箔で、縁の部分が5cmの高さに作られている。長径108cm、短径72cmで、半篭または大坪篭と称する大きさである。この大きさが現在も使用されている竹蚕箔の標準型である。 |
このページでは「農機具の種類」からすだれを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からすだれを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からすだれ を検索
Weblioに収録されているすべての辞書からすだれを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からすだれ を検索
- すだれのページへのリンク