じゅうりょく‐いじょう〔ヂユウリヨクイジヤウ〕【重力異常】
重力異常
【英】: gravity anomaly
地下構造に対応する重力値の起伏をいう。地下に高密度の岩石があると重力値は標準重力値よりも大きくなり、逆の場合は小さくなる。このことから逆に重力値を測定して、地下構造を推定することができる。地球を均質な球と仮定し、そのために重力測定値を補正するブーゲー重力値が得られる。ブーゲー重力値に現れる異常は地下構造を反映している。地下構造の反映をより明確にするために、鉛直二次微分や残留重力をとることがあり、ここに現れた異常も重力異常と呼ぶ。 |

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