【時限信管】(じげんしんかん)
爆弾の起爆装置「信管」の一種。
内蔵の時計(タイムスイッチ)が特定の時刻を指した時にスイッチが入り、起爆する。
いつ爆発するかを正確に予測できるのが強みで、特に特殊作戦や暗殺に適する。
かつては高射砲弾にも採用されており、状況から敵機に最も近づくタイミングを計算し、その時間に爆発するようにタイマーをセットして発射していた。
しかしこの計算はきわめて困難であり、しばしば目算が狂ったため、撃墜率は非常に低かった。
そのため、1944年に近接信管が実戦配備された後は急速にその座を奪われていった。
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