こばやし峠とは? わかりやすく解説

こばやし峠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 00:53 UTC 版)

こばやし峠
峠頂上付近。「こばやし峠」の碑がある。
所在地 札幌市南区北ノ沢
座標
北緯43度01分11.4秒 東経141度17分36.4秒 / 北緯43.019833度 東経141.293444度 / 43.019833; 141.293444座標: 北緯43度01分11.4秒 東経141度17分36.4秒 / 北緯43.019833度 東経141.293444度 / 43.019833; 141.293444
標高 301[1] m
通過路 北海道道82号西野真駒内清田線(旧道)
プロジェクト 地形
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こばやし峠(こばやしとうげ)は、北海道札幌市中央区盤渓南区北ノ沢の境にある北海道道82号西野真駒内清田線が通過していたが、盤渓北ノ沢トンネルの開通により旧道となった。

歴史

盤渓と北ノ沢は隣接しているが、山によって隔てられ急峻な踏み分け道があるだけで人の往来は困難であり「嫁泣かせ峠」と呼ばれていた。1901年(明治34年)、1歳で北ノ沢に移住した後の産業観光開発道道促進期成会会長、小林新夫(こばやしあらお/しんぷ)は、少年時代ここを裸足で通学した事から道路開発を志すようになり、1956年(昭和31年)期成会を結成。1960年(昭和35年)に開削工事が始まったが、重機がずり落ちる等で6年がかりの難工事となり、1965年(昭和40年)11月ようやく開通した。開通式に当たり、この事業に尽力した小林の名から、ひらがなで「こばやし峠」と命名された[2]。なお、国土地理院地図では漢字表記の「小林峠」となっている。

1989年(平成元年)10月には、峠の頂上付近に開通を記念する記念碑が建立された[3]

2017年(平成29年)2月3日に峠の下を抜ける盤渓北ノ沢トンネルが開通したが、峠を越える旧道もこれまでどおり通行できる[4]

脚注

  1. ^ 国土地理院電子国土Web 小林峠
  2. ^ 南区開拓夜話 - 嫁泣かせの峠だった”. 札幌市. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月4日閲覧。
  3. ^ 碑(いしぶみ)を訪ねて こばやし峠(碑)”. 札幌市. 2017年3月5日閲覧。
  4. ^ こばやし峠のトンネル整備(主要道道西野真駒内清田線)”. 札幌市. 2017年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月5日閲覧。

外部リンク

航空写真(国土地理院)による「こばやし峠」付近の変遷。


こばやし峠(札幌市中央区・南区)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 15:15 UTC 版)

日本の人名地名一覧」の記事における「こばやし峠(札幌市中央区南区)」の解説

小林峠」とも。道路開設尽力した小林新史の名にちなむ。

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