更新値幅
証券取引所が、特別気配の時に適用する値幅のこと。
更新値幅は、気配値により異なる。例えば、気配値が1000円の場合の更新値幅は30円となっている。よって、売り気配の場合には1000円の次は970円の気配値をつける。一方、買い気配の場合には1000円の次は1030円の気配値をつける。気配値が更新されてもまだ値がつかずに特別気配のままの場合には、その気配値を基準とした更新値幅が設定される。
なお、新規上場株の場合には公募・売出し価格を参考に更新値幅が設定される。一般的には特別気配の更新値幅より高い値幅が設定されることが多い。また、更新値幅と同時に上限値段や下限値段も設定される。
「更新値幅」に関係したコラム
-
特別気配とは、売り注文と買い注文の数量がアンバランスな状態で、売買の成立が困難な状況のことです。例えば、株価が400円の時に、402円、401円、400円、399円、・・・に大量の買い注文が入り、40...
-
日本の証券取引所に上場している株式の株価には、投資家の利益を保護することを目的として値幅制限が設けられています。値幅制限の値幅は、前日の終値を基準とした上下の一定範囲で、終値の値段により異なります。ス...
- 更新値幅のページへのリンク