おうし座DH星とは? わかりやすく解説

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おうし座DH星

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 04:02 UTC 版)

おうし座DH星
DH Tauri
星座 おうし座
見かけの等級 (mv) 13.71
変光星型 オリオン型
位置
元期:J2000
赤経 (RA, α)  04h 29m 41.558s
赤緯 (Dec, δ) +26° 32′ 58.27″
視線速度 (Rv) 37.0 km/s
固有運動 (μ) RA : 8.5 mas/y
DEC : -22.3 mas/y
物理的性質
スペクトル分類 M0.5V
年齢 0.001 (+0.003 / -0.0009)
× 10^9 年
他のカタログでの名称
DH Tau, IRAS 04267+2626,
2MASS J04294155+2632582,
etc
Template (ノート 解説) ■Project

おうし座DH星は、太陽系から約460光年の距離に存在する恒星。年齢は約100万年、質量は太陽の67%。

伴星

2005年国立天文台神戸大学東京大学総合研究大学院大学の研究チームは、おうし座DH星から約330天文単位離れた伴星おうし座DH星B(おうし座DH星b)を発見した。この伴星は、表面温度が2,700-2,800Kで、木星の約40倍(太陽の4%)の質量を持つ褐色矮星であるとみられる[1]。ただし、別のチームによる観測では質量を木星の約11倍だとしている[2]。2020年には、直接観測によりBに円盤または衛星(おうし座DH星Bb)が存在している可能性が示されている[3]。しかし、主星が褐色矮星である可能性があるため、そうであった場合褐色矮星の周囲を公転する惑星となる。

おうし座DH星の惑星[4]
名称
(恒星に近い順)
質量 軌道長半径
天文単位
公転周期
()
軌道離心率 軌道傾斜角 半径
B(b) 11.0+0.01
−0.003
 MJ
330.0

脚注

  1. ^ 木星の約40倍の質量を持つ若い伴星を発見”. 国立天文台ハワイ観測所すばる望遠鏡. 2012年4月25日閲覧。
  2. ^ Discovery of a Young Substellar Companion in Chamaeleon
  3. ^ Lazzoni, C.; et al. (20 July 2020). "The search for disks or planetary objects around directly imaged companions: A candidate around DH Tau B". arXiv:2007.10097
  4. ^ The Extrasolar Planet Encyclopaedia — DH Tau b

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