うちこ

デジタル大辞泉

うち‐こ【打（ち）粉】

読み方：うちこ

１ 刀剣の手入れに用いる砥粉(とのこ)。

２ 汗取りのために皮膚につける粉。汗取りの粉。天花粉の類。

３ そば・うどん・餅(もち)などを伸ばすときに、粘り付かないように振りまく粉。でんぷん・小麦粉などを用いる。

刀剣用語解説集

打粉（うちこ）

一般には刀身の手入れや鑑賞の必需品とみられているが誤りで、刀身の表面に塗布されている油を除去する目的で用いられるものである。砥石の極微細な粉末や特殊材料の微粉末が主成分であるため、これを頻繁に用いたり大量に打ち付けて拭うと、研師の秘術による研磨の成果である地刃の最高の状態が変化する恐れがあるので、打粉の使用頻度は極力抑えた方が賢明である。使用方法は、拭い紙などで刀身の油を充分に除去した後に打粉を軽く打ち、油を吸着した打粉の粉末を拭い紙やネル等で拭い去る。これらの作業は、いずれも刀身を労って丁寧に行うことが肝要である。

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「うちこ」の例文・使い方・用例・文例

• 雇用者の数という見地から見ると、すべての工場のうちここは最も大規模なところだ。
• せっかくの面白みをうちこわすようなさま