いでのしたおび

デジタル大辞泉

いで‐の‐したおび〔ゐで‐〕【井手の下帯】

読み方：いでのしたおび

別れていた男女が、のちに再びめぐり会って契りを結ぶこと。昔、山城国の井手に使者として行った男が、少女に帯を解いて与えたが、8年後にそれを目印にして再会し、契りを結んだという大和物語にある話による。

隠語大辞典

井出下帯

読み方：いでのしたおび

1. 井手下帯。一度別れたる男女再び逢ふて契りを結び情交すること。「大和物語」の故事より出づ。
2. 別れし男女再出会して契を結ぶこと。『大和物語』にある故事より出づ。
3. 別れた男女が再び出あつて契を結ぶこと。昔山城の井手の里で或る男が一夜を契つた女に帯を与えて別れたが数年を経て、再び邂逅したという伝説から出た語。

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