足踏式製縄機 (あしふみしきせいじょうき)
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藁縄をなうために利用した。人力用および動力用がある。荷作縄用の標準型のほか、莚のたて縄をなうための細縄専用縄ない機、毛羽取り器付など各種類がある。昭和25年購入された人力用足踏み式である。福山市栗原式優勝号の銘がある。両足を交互に踏むと、ラッパ管で藁に下よりがかかり、同時に上よりがかかり、縄となり、毛羽が切りとられた仕上り縄が巻取胴に巻取られる。巻取胴の主軸が、縄の進行方向と一致する縦巻式である。このほか、仕上がり縄が竹籠の中に巻きこまれる籠取り式がある。ラッパ管には、3~4種の太さ、および烏(からす)口・菊口の2種がある。縄の太さを調節することができる。高さ74cm、長さ100cm、幅49cmである。 |
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