『親愛なるマミー』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 06:39 UTC 版)
「ジョーン・クロフォード」の記事における「『親愛なるマミー』」の解説
クロフォードが死去した翌年の1978年11月に、クロフォードの義娘クリスティーナが『親愛なるマミー―ジョーン・クロフォードの虚像と実像 (Mommie Dearest)』という題名の本を出版した。この本にはクロフォードが養子4人のうち、年長のクリスティーナとクリストファーに肉体的、精神的に虐待を繰り返していたと主張されている。これに対し、ヴァン・ジョンソン、アン・ブライス (Ann Blyth)、マレーネ・ディートリヒ、マーナ・ロイ、シーザー・ロメロ、ダグラス・フェアバンクス・ジュニアら多くのクロフォードの友人や共演者たち、そしてクロフォードの年少の養子であるシンディとキャシーから、本の内容がでたらめで悪意に満ちているという非難の声が巻き起こった。その一方で、ベティ・ハットン、ヘレン・ヘイズ、ヘイズの息子ジェームズ・マッカーサー (James MacArthur)、ジューン・アリソン、リズ・スミス (Liz Smith)、レックス・リード (Rex Reed)、ヴィンセント・シャーマンなどは、クロフォードが子供たちを虐待しているのを見たことがあると証言している。クロフォードの秘書だったジェリ・バインダー・スミスも、クリスティーナの書いた本は事実に基づいていると認めている。 『親愛なるマミー―ジョーン・クロフォードの虚像と実像』はベストセラーとなり、1981年にはフェイ・ダナウェイをクロフォード役に配して『愛と憎しみの伝説』という題名で映画化された。
※この「『親愛なるマミー』」の解説は、「ジョーン・クロフォード」の解説の一部です。
「『親愛なるマミー』」を含む「ジョーン・クロフォード」の記事については、「ジョーン・クロフォード」の概要を参照ください。
- 『親愛なるマミー』のページへのリンク