『バリェーカスの少年』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:31 UTC 版)
「ディエゴ・ベラスケス」の記事における「『バリェーカスの少年』」の解説
ベラスケスは当時「慰みの人々」として宮廷に仕えた小人や道化師をしばしば題材にしており、本作もそのひとつで、『ディエゴ・デ・アセド』『セバスチャン・デ・モラ』と同様、単独の肖像画として描いている。3点とも王の狩猟用の館トーレ・デ・ラ・パラーダ(Torre de la Parada、パラダ塔)に飾られていた。モデルは、王太子バルタサール・カルロスの遊び相手として宮廷に暮らした矮人のフランシスコ・レスカーノで、Lezcanillo や el Vizcaínoの愛称で呼ばれていた。バリェーカス(Vallecas)はマドリッド郊外の地名。マドリッドの山を背景に、手にカードを持ち、狩猟用の装いで屋外に座る姿が描かれている。 『道化師ディエゴ・デ・アセド』1645年。「エル・プリモ(従兄弟)」の愛称で呼ばれ、知性派として知られた 『セバスチャン・デ・モラ』 1645年。カルロス王太子に仕えた道化師
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