『スダマラ』の浮彫り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 17:14 UTC 版)
北西側には、動物の彫像とともに石板の浮彫りが集約して置かれ、西暦1440年の碑文が認められるものなど、古代ジャワ文学『スダマラ』物語の場面を描いたいくつかの浮彫りがある。スダマラは『マハーバーラタ』に登場するサハデーヴァ(サデワ、ジャワ語: Sadewa)である。物語は、女神ウマー(Uma、パールヴァティー)が夫神シヴァ(グル神、Guru)によりドゥルガーに変えられるが、シヴァに救われたサハデーヴァによってウマーの姿に戻り、スダマラ(「穢れを浄化する」の意)の名を授ける。『スダマラ』はワヤンの演目にある。これらのスダマラ物語の浮彫りのもとの位置は不明であるが、どのように配置されていたかは、北側の基壇上の壁面にスダマラに付随する浮彫りが今に残ることにより知ることができる。
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