「lint」の派生用法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 18:04 UTC 版)
転じて、コードをチェック・解析することをlint、lintを行うプログラムをlinterと呼ぶ。linterの例にはHTMLの文法チェックを行うAnother HTML-lint がある。Android StudioではJavaおよびKotlinで書かれたコードに対してlint(静的解析)が利用可能である。 コンパイラが存在する言語の場合、静的コード解析にコンパイラとlinterを併用することで、字句/構文チェックと意味論的チェックを実現できる。リアルタイムに動作するlinterを利用すれば、コーディングしながら常時lintingを行える。例えばVSCode上でTypeScriptコードを書く場合、字句/構文チェックを担うtsserverとlintingを担うESLintを用いてコーディング中に常時静的コード解析が走る状態を実現できる。 lintingをおこなっても即座にバグが発見されるわけではない(lintエラー≠コンパイルエラー)。lintingの主たる目的は低品質コードの検出によるバグの予防である。linterは「エラーをしばしば引き起こすパターン」あるいは「エラーを避けるベストプラクティスパターン」を用いて品質の低いコードを検出する。検出された低品質コードを改善することにより、バグが埋め込まれる可能性を低減しバグを予防できる。
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