きょっ‐かん〔キヨククワン〕【極冠】
極冠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 06:15 UTC 版)
極冠 (きょっかん、英: polar ice cap) とは、惑星や自然衛星の氷に覆われた高緯度地域を指す[1]。極冠の定義条件として、氷の大きさや組成は問われない。また氷が陸上にあるという地質学的条件も問われない。条件となるのは、極地方にある固体物という点だけである。これは「極冠」という言葉をある意味誤解させるものである。というのも、氷帽 (ice cap) という語そのものは、陸上に存在し 50,000 km² 以下の表面積を持つという、より厳密な定義が適用されるからである。より大きなものは氷床 (ice sheet) と呼ばれる。
- ^ The National Snow and Ice Data Center Glossary
- ^ “NSIDC Arctic Sea Ice News Fall 2007”. nsidc.org. 2008年3月27日閲覧。
- ^ “Arctic ice cap to melt faster than feared, scientists say”. seattletimes.nwsource.com. 2008年4月14日閲覧。
- ^ “Arctic summers ice-free 'by 2013'”. bbc.co.uk. 2008年4月14日閲覧。
- ^ 「徹底図解 宇宙のしくみ」、新星出版社、2006年、p62
- ^ Ravilious, Kate (2007年2月28日). “Mars Melt Hints at Solar, Not Human, Cause for Warming, Scientist Says”. National Geographic News. ナショナルジオグラフィック協会. 2008年10月28日閲覧。
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