Keep On Fighting
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/13 08:44 UTC 版)
音楽性
文芸雑誌『別冊カドカワ 総力特集 長渕剛』において音楽ライターの藤井徹貫は、「サウンド的には、まるでミュージックミュージアムだ。ヒップホップと絡む表題曲。レゲエの『LANIKAI』。ハワイアン楽器のウクレレを使った『翼』。フォークロアの匂いがする『人生はラ・ラ・ラ』。カントリー・ライクな『頑張れ!』。アカペラ・コーラスをフィーチャーした『しあわせになろうよ』。ギターロック『桜島 SAKURAJIMA』。過去に例を見ないほど、バラエティに富むアレンジ」と表記されている[6]。
文芸雑誌『文藝別冊 長渕剛 民衆の怒りと祈りの歌』においてライターの五井健太郎は、「二曲目『Keep On Fighting』で、聴き手は虚をつかれる。サンプラーのビートとスクラッチのイントロをぬけると、なかばラップのように歌う長渕が登場する」、「三曲目の『LANIKAI』はレゲエ、六曲目の『翼』はウクレレの弾き語りである。こんなふうに書けばキャリアの長いアーティストにありがちな迷走なのかとおもわれるかもしれないが、そんなことはまったくない。これらのどれもがそれぞれに、まぎれもない<長渕剛の作品>となりおおせているのだ」、「かれの歴史のなかでももっとも重要な曲のひとつである『桜島 SAKURAJIMA』も収録されている」と表記されている[7]。
リリース
2003年5月14日にフォーライフ・レコードよりリリースされた。初回生産分には特典としてオリジナルステッカーが封入されていた他、シングル「しあわせになろうよ」と本作を購入した際にインターネット上にてプレミアムグッズが贈呈されるキャンペーンが実施されていた。
プロモーション
本作収録曲の内、先行シングルとしてリリースされた「しあわせになろうよ」のみPVが製作されている。
また、本作に関するテレビ出演は、2003年4月25日にテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』(1986年 - )に初出演し、「しあわせになろうよ」を演奏した[8]。
また、5月1日にNHKの番組としては11年半ぶりとなるNHK総合音楽番組『夢・音楽館』(2003年)に出演し、「勇気の花」、「He・La-He・La」、「とんぼ」、「しあわせになろうよ」を演奏[9]、6月15日には日本テレビ系トーク番組『おしゃれカンケイ』(1994年 - 2005年)に初出演し「しあわせになろうよ」を演奏、12月31日には第41回NHK紅白歌合戦以来13年ぶりとなるNHK総合音楽番組『第54回NHK紅白歌合戦』(2003年)に出演、「しあわせになろうよ」を演奏した他、自身が提供した森進一の曲「狼たちの遠吠え」(2003年)ではギター演奏とバックコーラスを行った[10][11]。
- ^ a b c “長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE”. 長渕剛 TSUYOSHI NAGABUCHI|OFFICIAL WEBSITE. 2018年11月22日閲覧。
- ^ a b c “プロフィール”. フォーライフミュージックエンタテイメント. フォーライフミュージックエンタテイメント. 2018年11月22日閲覧。
- ^ “YOKOHAMA Stadium Live 2002.9.7”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2018年11月23日閲覧。
- ^ “ビートたけし原作ドラマ「少年」”. TBSチャンネル. TBSテレビ. 2018年11月23日閲覧。
- ^ 会歌・新極真会の歌/CD
- ^ a b c 別冊カドカワ 2010, p. 258- 藤井徹貫「長渕剛オール・ヒストリー&アルバム・コレクターズ解説」より
- ^ a b c 文藝別冊 2015, p. 248- 五井健太郎「ディスコグラフィー 一九七九→二〇一五 富士の国への軌跡」より
- ^ “長渕剛のTV出演情報 3ページ目”. オリコンニュース. オリコン. 2018年11月23日閲覧。
- ^ “保存番組検索結果”. NHKクロニクル. NHK. 2018年11月23日閲覧。
- ^ 長渕剛 13年ぶり紅白出場へ、スポニチアネックス、2003年11月26日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ 13年ぶり長渕、今度は1曲、スポニチアネックス、2003年11月27日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ “Live 2003 Keep On Fighting 野外TOUR”. LiveFans. SKIYAKI APPS. 2018年11月23日閲覧。
- ^ a b “長渕剛 / Keep On Fighting”. CDジャーナル. 音楽出版. 2018年11月23日閲覧。
- ^ a b Yahoo!ミュージック - J-POPレビュー、Yahoo!ミュージック、2003年5月15日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ a b Yahoo!ミュージック - J-POPレビュー、Yahoo!ミュージック、2003年5月19日。(インターネット・アーカイブのキャッシュ)
- ^ 2015年4月3日放送分より。2015年3月20日放送の特別編で、ゴリパラのメンバーが長渕に頼み込み、曲が使用されるようになった。
- ^ ローマ字表記は"HIDEO TAKAKUWA"になっているが、これは"HIDEYO TAKAKUWA"の誤記である。
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