Java 2D 最適化

Java 2D

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 22:24 UTC 版)

最適化

概念的には、Java 2D で黒い直線を描くのは、直線の shape を生成し、現在の transform に従って変換し、stroke によって細長い四角形の shape を生成し、その shape に対してピクセル位置を問合せ、java.awt.Color.BLACK を使ってピクセルを生成し、composite に従ってそれを画面上に表示するという一連の動作からなる。

しかし、このようなステップを毎回実行するのは効率的でない。Java 2D では、これらのステップを省略できるような最適化を施している。塗りつぶしが単純な単色だった場合、個々のピクセルの色を問い合わせる必要はない。同様に、完全に不透明な重ね合わせの設定なら、composite 操作は不要であり、無駄である。

Java 2D は省略可能な手順は可能な限り省略して、上述の全ステップを実施したのと同じ見た目を生成する。これにより、柔軟性と高速性を両立させている。

出力先

以上の説明は、話を単純にするため、出力先がディスプレイであると仮定していた。しかし、実際の出力先はプリンタでも、メモリでもよいし、Java 2D のコマンドを受け取って解釈しベクターイメージファイルを生成するオブジェクトでもよい。

Java2D と OpenGL の関係

Java SE 6 の build 51 以降、Java 2D と OpenGL の連携が可能となった。例えば、ボタンのアイコンとして3次元グラフィックスのアニメーションを使うこともできる。

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