H.264
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 20:30 UTC 版)
利用例
H.264は下記の放送・規格で採用されている。なお、日本の地上デジタルテレビ放送 (ISDB-T) では、MPEG-2が採用されているが、H.264はISDB-T方式を改良した、ブラジルのSBTVD方式の他、DVB-T方式の一部で採用されている。
デジタル放送方式
マルチメディア規格
- QuickTime 7 - QuickTime 7 PlayerではH.264の再生、QuickTime 7 ProではH.264への変換が出来る
- Adobe Flash Player 9 - 2007年8月21日、H.264対応版発表
- Microsoft Silverlight - 2009年7月にリリースされたSilverlight 3でH.264に対応
- DivX - バージョン7のDivX Plus HDでH.264を採用
- Nero Digital
- メモリースティックビデオファイルフォーマット
- ユニバーサル・メディア・ディスク (UMD)
- AVCHD
- AVCREC
- HD Rec
また、下記の規格にも映像コーデックのひとつとして採用された。
動画コンテンツ
動画共有サービス
現在、ほとんどの動画共有サービスは、Flash Video (flv) とH.264 (mp4) を使用している。
- ニコニコ動画 - 2008年7月5日より600kbpsまでのH.264動画を一般会員も投稿可能、有料会員はビットレート無制限で投稿可という仕様だったが、2016年12月08日から一般会員もビットレート無制限になった。
- Dailymotion - フランスの動画共有サイト。ヨーロッパの動画共有サービスでは最初に対応したという。
- eyeVio - H.264によるハイビジョン動画配信・eyeVio HD PROを2008年7月より開始した。
- PANDORA.TV - 韓国の動画共有サイト。
- Veoh - アメリカの動画共有サイト。H.264動画を無制限容量で投稿可能。
- Youku - 中国の動画共有サイト。
- YouTube - 以前はビデオコーデックがH.263(音声MP3)だったが、2011年ごろからはH.264(音声AAC)のデータ形式が標準となっていた。2022年3月現在、AV1やVP9(音声Opus)への再エンコードが進んでおり、4KはH.264では視聴できない。
- zoome - 3,000 kbpsまで(音声込みの上限値)のH.264動画を完全無料(2010年8月1日に有料化)で投稿可能。2007年12月20日より。日本の動画投稿サイトで最初に対応した。2011年8月31日をもって終了。
通信
- JNN次世代HD SNG中継車 - HD対応のテレビ中継車。DVB-S2方式を使用[2]。2008年12月よりJNN系列局で順次導入。
- NHKお天気カメラ・情報カメラ - IP回線を使いNHK放送センターとNHK大阪放送局に伝送[3]。
その他、海外スポーツイベントの生中継等でも使用。
- ^ MPEG-4, Advanced Video Coding (Part 10) (H.264) (Full draft). Sustainability of Digital Formats. Washington, D.C.: Library of Congress. 5 December 2011. 2021年12月1日閲覧。
- ^ 関昭一・井下雅美「「JNN次世代HD-SNG中継車」標準仕様車について」、『放送技術』第67巻(2014年5月号)、兼六館出版、2014年5月、 ISSN 0287-8658
- ^ 平樹・田嶋亨「ロボットカメラモニタリングシステムの更新」、『放送技術』第62巻(2009年3月号)、兼六館出版、2009年3月、 ISSN 0287-8658
- ^ Wild Fox Project
- ^ Mozilla が H.264 をサポートへ、webM 一本化を断念 Engadget 2012年03月20日
- ^ HTML5 Extension for Windows Media Player Firefox Plug-in Interoperability Bridges and Labs Center
固有名詞の分類
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