D-30 122mm榴弾砲 派生型

D-30 122mm榴弾砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 07:49 UTC 版)

派生型

2A18/D-30
初期型。多段スリット式のマズルブレーキを有する。
2A18M/D-30M
マズルブレーキを新型の二段式に変更、四角形の中央底盤を装備。
2A18M-1/D-30M-1
半自動式の装填補助装置を搭載した型。試作のみ。
D-30A
駐退復座機とマズルブレーキを改良した型。
2A31
2S1 グヴォズジーカ主砲として設計された派生形。二段式マズルブレーキと、砲身排煙器を備えている。
86式122mm榴弾砲
中国デッドコピーされたD-30。少数生産。
96式122mm榴弾砲
中国製の派生型。86式の改良型。主生産型。
D-30-2
中国製の派生型。86式の輸出向け改良型。
D-30-3
中国製の派生型。59式(D-44)85mm野砲の砲架にD-30の砲身を搭載した。
D-30-M
エジプトライセンス生産されているD-30。
SP 122
M109 155mm自走榴弾砲の車体にD-30を搭載した自走榴弾砲
Saddam
イラク製のD-30。
Shafie D-30I/HM40
イラン製のD-30。
HM51
イラン製の2A31。
D-30J
ユーゴスラビアセルビア製のD-30M。
D-30JA1
セルビア製D-30Jの改良型。
M-91 "Mona"
MT-12 100mm対戦車砲の砲身を搭載した派生型。試作のみ。
D-30 RH M-94
クロアチア製の派生型。新型のマズルブレーキを装着して車輪のブレーキを改良し、砲架を再設計した上でNATOスタンダードの照準器を搭載している。
Khalifa
スーダンでライセンス生産された型。

採用国

旧ソビエト連邦構成国

ウクライナ、ベラルーシ、ロシア、アルメニア、アゼルバイジャン、グルジア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、エストニア(フィンランドより購入)、ラトビア

ヨーロッパ

ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニア共和国、セルビア、スロバキア、フィンランド

中東

レバノン、シリア、イエメン、イラク、イラン

南アジア・東南アジア・東アジア

アフガニスタン、バングラデシュ、カンボジア、ラオス、ベトナム、中華人民共和国、モンゴル、北朝鮮

中央アメリカ・南アメリカ

ニカラグア、ペルー、キューバ

アフリカ

エジプト、リビア、アルジェリア、モロッコ、アンゴラ、ベニン、コンゴ共和国、エチオピア、マダガスカル、マリ、モーリタニア、モザンビーク、ザンビア

登場作品

漫画・アニメ

ヨルムンガンド
Dragon Shooter編にて登場。テレビアニメでは#10 Dragon Shooter phase.2にて登場。
An-12 カブに搭載され、敵対空ミサイル陣地に対してフレシェット弾を発射し、壊滅させる。

ゲーム

ARMA 2
弾種は榴弾白リン弾照明弾対装甲探知破壊弾レーザー誘導砲弾発煙弾が用意されている。
プレイヤーが直接操作するほか、砲撃モジュールを使用して任意の地点に火力支援を要請可能。

  1. ^ 三脚式を始めとする多脚式砲架は主に高射砲で使用されていたが、第二次世界大戦以降は高射砲自体が廃れていったため現在ではあまり見られない。第二次世界大戦後に設計された榴弾砲は一部の軽量砲を除いて二脚式砲架が主流となっている


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