BSE問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/27 06:01 UTC 版)
米国の代替輸出国
BSE問題により米国、カナダ産の牛肉が市場で取引されなくなると、代わってブラジル、オーストラリア産の牛肉が取引されるようになった。これにより、日本ではオーストラリア産牛肉の取引量急増によるセーフガードの発動が行われた。
ブラジルについては、牛肉需要が急増した結果、アマゾン川流域の熱帯雨林の伐採、牧場地獲得のための殺人事件などが頻発するようになった[11]。また、ブラジルは口蹄疫の発生国であるため生鮮牛肉の輸入は認めていない。その後ブラジルでも、2012年12月8日にBSEの発生が発覚し、全面輸入禁止となった。
関連項目
- BSE問題による牛肉偽装事件関連
- 雪印牛肉偽装事件 / 雪印食品 / 西宮冷蔵(雪印牛肉偽装事件を内部告発)
- ハンナン事件 / 浅田満 / ハンナン(現:ハニューフーズ)
- フジチク (名古屋市の企業)
- 西友偽装肉返金事件
- その他
- 吉野家#BSEによる米国産牛肉輸入停止の影響
- 震える牛(BSE問題を題材とした小説)
- トレーサビリティ (流通)
- 食品安全委員会
外部リンク
- Q2:日本でのBSE発生状況はどのようになっていますか?(厚生労働省)
- 内閣府・食品安全委員会:プリオン専門調査会
- BSE患畜(患畜:陽性牛)@農林水産省:牛海綿状脳症 (BSE) 関係
- 牛海綿状脳症の呼称について(お願い) - 2001年12月14日の日本獣医師会によるプレスリリース
- OIEとBSE関連の国際基準について (PDF) - OIE名誉顧問の小澤義博発表の資料
- EFSA Scientific Reports on GBR assessments (英語) - EFSAによるGBR評価
- ^ 食肉偽装事件で有罪の元社長の「天下り」~福岡食肉市場(株)子会社へ NET IB NEWS、データ・マックス、2012年7月5日、2018年10月5日閲覧
- ^ フジチク元会長、懲役8年確定へ 牛肉偽装、上告を棄却 日本経済新聞電子版、2010年10月14日付、2023年2月5日閲覧。
- ^ a b c 【BSE問題】愛知でも牛肉偽装か 「フジチク」会長を聴取 朝日新聞、2004年10月15日付
- ^ a b c 【BSE問題】輸入肉193トンはフジチク元専務が買い付け 牛肉偽装 朝日新聞、2004年11月12日付
- ^ 国立国会図書館農林環境課(樋口修). “米国産牛肉輸入問題とBSE”. 国立国会図書館. 2019年6月3日閲覧。
- ^ 読売新聞、2013年6月29日付、37面
- ^ “米国産牛肉の対日輸出に関するマイク・ジョハンズ農務長官の声明”. 駐日アメリカ合衆国大使館 (2006年1月20日). 2006年4月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月10日閲覧。
- ^ STATEMENT BY AGRICULTURE SECRETARY MIKE JOHANNS REGARDING U.S. BEEF EXPORTS TO JAPAN(同上)
- ^ 農水省プレスリリース2012年12月8日)[1]
- ^ 産経ニュース(2013年2月1日)[2]
- ^ 農業情報研究所 2004年4月レポート
固有名詞の分類
- BSE問題のページへのリンク