長岡裕也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/19 02:38 UTC 版)
人物・エピソード
- 奨励会在籍中は、タイトル戦の記録係を務めることが多く、丁寧な文字と正確な仕事ぶりから「名記録係」と評されたこともある[4]。しかしこれは四段昇段にもたついていたことを意味するため、「定着したくない」と発奮したのが飛躍のきっかけとなった[4]。
- こころ絵作家みどり(イラストレーター・絵本作家)は、長岡の妹である[5]。
- 2012年5月18日の棋王戦予選、対及川拓馬四段戦は、1976年以降の棋界関係者用データベースに記録されている範囲内で史上最短手数となる116手の持将棋が成立している[6]。
- 序盤の知識を買われて、2013年3月1日の順位戦A級最終日のニコニコ生放送中継、2013年11月2日に行われた将棋電王トーナメント予選リーグ(ニコニコ生放送で中継)では、タブレット端末を片手に進行・実況解説を務めた。
昇段履歴
昇段規定は、将棋の段級 を参照。
- 1997年奨励会入会 - 6級 =
- 2001年 - 初段
- 2002年10月 - 三段(第33回奨励会三段リーグ<2003年度前期>より三段リーグ)
- 2005年 4月 1日 - 四段(第36回奨励会三段リーグ成績2位) = プロ入り
- 2010年11月 2日 - 五段(竜王戦連続2回昇級、通算89勝89敗)
- 2020年12月10日 - 六段(勝数規定 /五段昇段後公式戦120勝、通算209勝262敗)
主な成績
在籍クラス
開始 年度 |
順位戦 | 竜王戦 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
期 | 名人 | A級 | B級 | C級 | F | 期 | 竜王 | 1組 | 2組 | 3組 | 4組 | 5組 | 6組 | |||
1組 | 2組 | 1組 | 2組 | |||||||||||||
2005 | 64 | C245x | 19 | 6組 | ||||||||||||
2006 | 65 | C242* | 20 | 6組 | ||||||||||||
2007 | 66 | C223* | 21 | 6組 | ||||||||||||
2008 | 67 | C225* | 22 | 6組 | ||||||||||||
2009 | 68 | C213* | 23 | 5組 | ||||||||||||
2010 | 69 | C230* | 24 | 4組 | ||||||||||||
2011 | 70 | C227*x | 25 | 4組 | ||||||||||||
2012 | 71 | C238** | 26 | 5組 | ||||||||||||
2013 | 72 | C233** | 27 | 5組 | ||||||||||||
2014 | 73 | C226*+ | 28 | 5組 | ||||||||||||
2015 | 74 | C216* | 29 | 5組 | ||||||||||||
2016 | 75 | C210* | 30 | 5組 | ||||||||||||
2017 | 76 | C222* | 31 | 5組 | ||||||||||||
2018 | 77 | C237*x | 32 | 6組 | ||||||||||||
2019 | 78 | C244** | 33 | 6組 | ||||||||||||
2020 | 79 | C238** | 34 | 6組 | ||||||||||||
2021 | 80 | C236*+ | 35 | 6組 | ||||||||||||
2022 | 81 | C220*x | 36 | 6組 | ||||||||||||
2023 | 82 | C247** | 37 | 6組 | ||||||||||||
順位戦、竜王戦の 枠表記 は挑戦者。 順位戦の右数字はクラス内順位 ( x当期降級点 / *累積降級点 / +降級点消去 ) 順位戦の「F」はフリークラス (F編:フリークラス編入 / F宣:宣言による転出) 竜王戦の 太字 はランキング戦優勝、竜王戦の 組(添字) は棋士以外の枠での出場。 |
出演
ウェブテレビ
- 電王戦×TOYOTA「リアル車将棋」(2015年2月8日、ニコニコ生放送)[7] 早稲田大学自動車部チーム・サポート棋士
- ^ 最後に怒涛の7連勝をしたことに加えて、7連勝中に2位争いのライバルである伊藤真吾が2敗したことで成績が追い付き、順位の差による逆転の昇段となった。
- ^ 過去には21歳が3名、第24期(1969年度)のC級2組で滝誠一郎、第47期(1988年度)のC級2組で中田功、第55期(1996年度)のC級1組で北浜健介がそれぞれ記録。ちなみにこの3名は後に昇級を果たした。
- ^ 26歳になる年度でC級2組において2つ目の降級点を喫したのは、熊坂学と並ぶ最年少記録である
- ^ 29歳になる年度でC級2組における2個目の降級点を抹消したのは、池田修一の30歳(第29期、1974年度)を上回る最年少記録である
- ^ C級2組で2個累積した降級点の抹消を2回記録したのは北村秀治郎(第24期で1回目・第26期で2回目)以来史上2例目。
- ^ 読売新聞(2023年4月26日)・竜王戦観戦記から
- ^ 第36回奨励会三段リーグ戦
- ^ 羽生善治の研究パートナーが見た「知られざる研究方法」と「オヤジギャグ」 - 長岡 裕也(文春オンライン 2019年2月1日)
- ^ a b [第25回朝日オープン将棋選手権予選第7局]
- ^ “こころ絵作家みどり と勝又清和(将棋棋士)のTwitterでのやりとり”. Twitter (2014年8月18日). 2017年4月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月7日閲覧。
- ^ 「激闘、死闘であります」めったに起きない将棋の引き分け「持将棋伝説」を追う - 相崎修司(文春オンライン 2020年9月7日)
- ^ “トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト”. global.toyota. 2020年3月21日閲覧。
固有名詞の分類
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